沖縄市長選、自公推薦の花城大輔氏が初当選…「オール沖縄」系市長ゼロが継続
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沖縄県沖縄市長選が26日、投開票され、前県議の花城大輔氏(53)(無=自民・公明推薦)が、同じく前県議の仲村未央氏(52)(無=立民・共産・社民推薦)との新人同士の一騎打ちを制し、初当選を決めた。基地問題で政府と対立する玉城デニー知事ら「オール沖縄」勢力は19日の宮古島市長選に続く連敗となり、県内11市の同勢力系市長ゼロが継続することになった。
昨年12月に保守系の桑江
桑江氏の後継として「弔い合戦」を強調した自民党県連前幹事長の花城氏は、党本部や県内の自民国会議員の支援も受けて組織戦を展開した。政権与党とのパイプをアピールし、中高年を中心とした保守層を手堅くまとめたほか、SNSでも精力的に政策を発信し、若者ら無党派層にも幅広く浸透した。
一方、玉城氏の応援を受けた立憲民主党県連前代表の仲村氏は、過去4回の県議選同市区でトップ当選を果たした知名度を武器に、革新票や女性票をまとめたが、若者など無党派層の支持に広がりを欠いた。
当日有権者数は11万875人、投票率は49・11%だった。
保革のリーダー格同士の戦いに勝利した自公は、今夏の参院選、来年秋の知事選に向けて弾みを付けた格好だ。県内では2月に浦添、4月にうるま市長選も控えている。