障害者雇用達成率低下 東海3県 法定雇用率引き上げで
完了しました
厚生労働省は従業員40人以上の企業に求められる障害者の法定雇用率の達成状況を発表した。2024年6月1日現在、法定雇用率の達成企業割合は、愛知が46・5%(前年比5・0ポイント低下)、岐阜が53・0%(3・2ポイント低下)、三重が57・6%(4・3ポイント低下)と前年を下回った。
愛知は47都道府県の中で、下から6番目の低さで、2年ぶりに5割を下回った。三重は上から10位、岐阜は同27位とそれぞれ前年より上昇した。
24年4月に法定雇用率は、2・3%から2・5%に引き上げられ、対象とする企業も拡大した。3県とも障害者雇用数は前年より増加しているものの、引き上げられた法定雇用率に及ばなかった企業が多かったとみられる。
法定雇用率が未達だった従業員100人を超える企業は、未達成人数に応じて納付金を支払うことになる。法定雇用率は26年7月には2・7%へ引き上げられる予定だ。