旦過市場2度目火災後、北九州出身の早田ひなが来てくれた…大会優勝賞金100万円を寄付「復興の大きな支えに」

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 パリ五輪の卓球女子団体で、日本はドイツを破って決勝に進み、4大会連続のメダルを確定させた。北九州市小倉北区の 旦過たんが 市場の関係者は、2年前に2度の大規模火災が発生した際、北九州市出身の早田ひな選手(24)から支援を受けた感謝の思いを胸に、決勝での活躍を祈っている。

卓球女子団体準決勝の第1試合でドイツのペアに勝利した日本の早田ひな(左)・平野美宇組(8日、パリで)=池谷美帆撮影
卓球女子団体準決勝の第1試合でドイツのペアに勝利した日本の早田ひな(左)・平野美宇組(8日、パリで)=池谷美帆撮影

 早田選手は2度目の火災後の2022年9月、市場を訪れ、大会の優勝賞金100万円を「少しでも力になりたい」と寄付した。

 市場では五輪に合わせ、アーケードに「旦過市場は早田ひなさんを応援しています!」と記された垂れ幕を掲げている。決勝は2度目の火災から2年となる10日。旦過市場商店街の中尾憲二会長(59)は「火災後に市場に来て、寄付してくれたことは復興の大きな支えになった。恩返しの思いで応援したい」と話す。

 決勝に合わせ、10日午後10時からは、早田選手の地元・戸畑区の浅生スポーツセンターでパブリックビューイングが行われる。実施に協力する「早田ひな北九州応援団」の団長、井上修さん(53)は早田選手の父と親交があり、幼い頃から知る早田選手に「金メダルが一番だが、力を出し切って笑顔で終わってほしい。地元からパリに全力で声援を届けたい」とエールを送る。

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