「再生の道」結成の石丸伸二氏、与野党が動向注視…参院選の前哨戦・都議選で「一定の影響力」

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 与野党は、夏の東京都議選に向けた地域政党「再生の道」結成を15日に発表した石丸伸二・前広島県安芸高田市長の動向を注視している。都議選は参院選の前哨戦と位置づけられており、結果次第では、石丸氏が国政にも影響を及ぼす可能性があるためだ。

新党設立の記者会見に臨む石丸氏(15日、東京都港区で)=大石健登撮影
新党設立の記者会見に臨む石丸氏(15日、東京都港区で)=大石健登撮影

 自民党都連会長の井上信治・元万博相は15日、読売新聞の取材に応じ、石丸氏が昨年7月の都知事選で次点に食い込んだことを踏まえ、「あれだけ得票して注目を浴びており、(都議選にも)一定の影響力はある」と語った。都議会自民会派は政治資金問題を抱え、「ダブルパンチ」(都内選出衆院議員)の打撃となることを懸念する声も出ている。

 野党内には、警戒とともに連携への期待感もある。立憲民主党都連会長の長妻昭代表代行は取材に、「東京は既存政党以外の政党が伸びる傾向があるので、油断せず活動を強化する」と気を引き締めた。日本維新の会の吉村代表(大阪府知事)は府庁で記者団に「我々と近しいところがあり、価値観を共有している」として、今後の連携の可能性については「前向きに考えたい」との考えを示した。

 与野党内には、石丸氏の新党が地域政党として、小池百合子都知事が特別顧問の地域政党「都民ファーストの会」と票を奪い合うと見る向きもある。都民ファと連携する国民民主党の玉木代表(役職停止中)は「もう少し全体像を見定めたい」とするにとどめた。

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