米マイクロソフトは2011年9月28日(米国時間)、次期OS「Windows 8」(開発コード名)のユーザーインタフェースで利用する用語について、ユーザーからの意見募集を開始した。「マイクロソフト ターミノロジー コミュニティ フォーラム」のWebサイトで、自分のアイデアを提案したり、同社や他のユーザーの提案に対して投票したりできる。
募集を始めたのは、Windows 8で新たに追加された画面やメニュー、機能などの各国語版での名称。現在付けられている英語の名称を、日本語、簡体字中国語、ドイツ語、フランス語に翻訳したとき、どのような言葉が適しているかアイデアを求めている。対象言語は今後増やしていく。
例えば、Windows 8で採用された新しい「Start screen」には、現在「Start 画面」という訳語が付けられている。これに賛同するなら投票ボタンを押し、別のアイデアがあれば「新たに推奨する用語」として提案できる。また、画面の右端を左にスライドさせると現れる黒いバー「charms」は、「Search」「Share」「Start」などのアイコンが並ぶWindows 8の重要なメニュー。現在は「チャーム」とカタカナ書きされている。これを直訳すると「まじない」や「呪文」になってしまう。より適した訳語が思い付いた人は、提案してみるとよい。用語は何個でも提案できる。
新しい提案は、その場で推奨用語の一覧に追加され、ユーザー投票の対象になる。多数の賛同が得られれば、あなたの提案がWindows 8の製品版に採用されるかもしれない。同社は公式ブログを通じて、「このフォーラムに参加して、Windows 8の各国語版が誰にでも分かりやすく、楽しみやすくなるのを手伝ってほしい」と語っている。
なお、用語や投票、コメントの受付は10月12日まで。参加するには「Windows Live ID」が必要となる。