NITROの研究室から届けられた新たな表現!
NITRO MICROPHONE UNDERGROUNDが新作『THE LABORATORY』を引っさげてカム・バック。しかもヒップホップのアーティストでは初めてとなるDSDで、『THE LABORATORY-DSD SPECIAL EDITION-』も発売する。アーティストがこだわり抜いた音質を、一切劣化させることなく聞いて欲しい。更にMACKA-CHINとエンジニアでもあるD.O.I.に、アルバムと音質の両方の側面から語ってもらった。シーンの最前線にいる彼らの新たな挑戦。決して遅れをとってはいけない。
ヒップホップの頂点。NITRO MICROPHONE UNDERGROUNDの『THE LABORATORY』
NITRO MICROPHONE UNDERGROUND / 『THE LABORATORY』
これまでのNITRO作品において定評のあるシーンの重鎮、DJ WATARAI、DJ VIBLAM、D.O.I.などのプロデューサー陣に加え、安室奈美恵、BoA、黒木メイサなどの作品にて、作詞、作曲、アレンジを手掛けている「NAO'YMT(ナオワイエムティー)」や、アジアのほぼ全域で絶大な人気を誇るヒップ・ホップ・バンド「LMF(Lazy Mutha Fucka)」のDAVY(デイヴィー)などが強力にバック・アップ。NITROを越える作品はNITROにしか出せないことを証明した今作は実験的かつ破壊的。
『THE LABORATORY』のいくつかの曲を、最高音質のDSDで聞いてみよう。
NITRO MICROPHONE UNDERGROUND / 『THE LABORATORY-DSD SPECIAL EDITION-』
『THE LABORATORY』内のエンジニア、プロデューサーでもあるD.O.I.が手掛けた9曲を、『THE LABORATORY-DSD SPECIAL EDITION-』として発売。アルバム購入者も、DSDに興味がある人もマスト・バイ! 録音されたそのままの音質がいったいどれほど違うのかを、その耳で感じてください。
本作品は、『THE LABORATORY』全曲ではなく、その中の9楽曲のMP3音源とDSD音源が収録されています。
【特典】
『THE LABORATORY』、『THE LABORATORY-DSD SPECIAL EDITION-』共に、アルバム購入者には、デジタル・ブックレットがついてきます。
【DSDとは】
DSDとはDirect Stream Digital(ダイレクト・ストリーム・デジタル)の略称。音声をデジタル化する方式の1つで、音の細かいニュアンスの忠実な再現を目指して開発されました。DSDは通常のCDのPCM方式とはまったく違う1bitのレコーディング形式で、サンプリング周波数は2.8224MHz(CDの44.1kHzの64倍)にも及びます。奏でられた音と会場の空気が蘇るその音質は、アナログ・レコードのような滑らかさと、デジタルならではの透明度を合わせ持っています。
DSDの聞き方はこちら
ダウンロードに関して
・windowsをご利用のお客さまは、標準の解凍設定、もしくは解凍ソフトによっては正常にファイルを解凍できない可能性がございます。その場合、お手数ですが別の解凍ツールを使用し、再度解凍をお試しくださるようお願い致します。7-Zip(フリー・ソフト)での解凍を推奨しています。
※7-zip http://sevenzip.sourceforge.jp/
MACKA-CHINとプロデュース、エンジニアのD.O.I.へインタビュー
10年以上前、デビューと同時に伝説となったグループ、NITRO MICROPHONE UNDERGROUND。彼らが今回リリースするアルバム・タイトルは『THE LABORATORY』。彼らは、実験に挑む。その結果、更にアップ・グレードして戻ってきた。トラックは細かく作りこまれ、被る曲など一つもない。解りやすいオリジナリティも効いている。ソロでも活躍する彼らが、8本マイクをかまえると「やっぱりチャンピオン・サウンドだな」と興奮ぎみに渋谷のスタジオに向かう。待ち構えるは、MACKA-CHINとプロデューサー、エンジニアとして有名なD.O.I.。様々に質問を用意するも、今回のテーマはひとつに集約された。「高音質にこだわるのは、なぜ?」汚れた音を含めてのヒップ・ホップだが、インタビューで、新しいサウンドが深く広がっている事を知る。2人の言葉から、1人でも多くの人が高音質への理解を持っていただければ幸いである。
インタビュー & 文 : 斎井直史
——最近は、ニトロが出てきた頃にストリートにいなかった世代が、シーンを盛り上げていると思うんです。なので最初に、NITROのファースト・アルバムが出来た経緯をお伺いしてもよろしいですか?
MACKA-CHIN(以下M) : みんな同世代なんですけど、俺等がラップを始めた頃は既に先輩がいて、それに影響されて日本語ラップをやり始めて。先輩達がシーン盛り上げてくれていて環境がよかった事もあり、仲のいい奴らが横並びになりたくて、「俺たちも動こう」っていうノリだったんです。
——先輩達とは?
M : 年上全員かな。数は多くなかったけど。だけど、世代的にも音楽的にも、MicrophonePager世代ではあるよね。Muro君からは、音楽的な事をすごく教わったし。
——当時のシーンはまだまだ未開拓な状態だったと思いますが、将来をどのように捉えていましたか?
M : んー。既に先輩がやれている以上、俺は大丈夫だなって考えてましたね。あまり、抱負とかはなかった。
——現在の拡大してきたシーンをみても考えは同じですか?
M : NITROとしては、色々な展望はある。でも、個人的にはシーンは過去形でしかないという印象っすね。若手が出てきて、ピラミッドの底辺が長くなった。
——若手のこれまでに無いスタイルが台頭してきた事も、今回のアルバム・タイトル『THE LABORATORY』に関係している?
M : そうっすね。メンバー全員でも話していたのは、今まで業界に身を置いた事で、変に身についてしまった知識とかを取っ払い、本能で楽曲を仕上げていこうって。なおかつ、自分たちの好きにやって、オリジナリティを優先していこうって。だから、トラック選びはスゲェ慎重にやったし、オリジナリティ溢れる人にしか頼んでいないんです。
——今回は日本語ラップを継承しつつも、実験的。単調になりがちなラップが、ここまで多彩な個性を持っていることに驚きました。
MACKA-CHIN(以下M) : サンプリング全盛期の頃って、レコード屋がヒップ・ホップとかハウスとか、ジャンルで分かれてなかったのね。だから、「この曲って、ラップがなかったらロックだよね」っていう認識をしてた。そこがやっぱり「ヒップ・ホップは何でもあり」って事でもあると思う。
——それだけヒップ・ホップは自由度が高いということでしょうか?
M : そうだね。何でもありがヒップ・ホップ。今回もD.O.I.君の「これっ... あたらしぃ!」ってサウンドから、KASHI君みたいにサンプリングを使って「間違いないよね」ってのも選んでる。
——今回、DSDでの配信も行いますが、音質の悪い物もサンプリングしてきたヒップ・ホップを、高音質でやる意図とは何でしょう?
D.O.I.(以下D) : これは難しいんですけど、「良い音」って千差万別なんですよ。例えば、ロー・ファイな音を「良い音」に捉える人もいれば、高音がきれいでオーディオ・マニア受けしそうな音を「良い音」って捉える人もいます。つまり、「高音質」の定義って曖昧なんですよ。その大前提を踏まえて、僕が「良い音」だと思うのは、カウンターなんですね。
——高音質とは、カウンターですか?
D : はい。例えば、ヒップ・ホップが出てきた当時、80年代のメイン・ストリームは、リヴァービーで、キラキラしたサウンドだった。それのカウンターとして、「素じゃんコレ」みたいなヒップ・ホップの音が、新鮮だったんです。そして、みんなはそれを「音が良い」って言ってたんですね。
——つまり、高音質とは単なる言葉で、その定義は人それぞれ?
D : ですね。僕的にですが、結局はサンプリング・レートとかよりも、その時代に新鮮に感じる音が「高音質」だと思うんですね。だから、その時々のフォーマットの変化によって、形成される概念であると思うんです。よって、「高音質」の具体的な定義は無いと思いますね。新鮮に感じるかどうかだと思います。
M : たしかに。
D : 古いサウンドが良い音だって捉える人もいる。僕もそのタイプだった。70年代の方が音が良いって思っていたんですね。アナログ・テープは高音はダメでも、中域のサウンドはまとまっている。そっちの方が、僕は高音質だと。現在、DSDでの配信を考えているのですが、今のところレコーディング現場のDAWは、音をPCMで扱うじゃないですか。PCMをDSDにするって、ちょっとどうなのかなって思ってたんですよね。最初からProToolsでDSDに出来ればいいんですけど、まだ対応していない。一応、Pyramixっていうバカ高いソフトがDSDで楽曲制作できるんですよ。それを導入しようかと過去に検討したのですが、Pyramixが技術的に追いついてないことが分かって、まだそのままなんです。
——つまり、製作環境がDSDに対応しきれていないのが問題なんですね。でも、それならばWAV配信でも良いのかもしれませんね。
D : 僕は個人的に、音源は全部WAVで売ってほしいくらいなんですよ。というのも、MP3は意図と違う聞こえ方になる時があるんですね。確かに僕も聞ければいいだけなら、AACでCDを取り込みますし、ネットでダウンロードしたMP3も聞きます。だけど、今は高速インターネットが普及したので、WAVでの配信もしてほしいですね。一番理想なのは、Beatportみたいなのがいいと思うんですよね。
——ユーザーがフォーマットを選べるスタイルですね。
D : はい。ユーザーがインフラに合わせてチョイスできるっていうやり方は、全ての配信サイトが導入してほしいですね。実際、WAVで欲しくない人もいると思うんですよ。
一般的な音楽ファンとオーディオ・マニアって別。
——となると、DSDなどの高音質配信は、誰をターゲットにするべきなのでしょう?
D : 制作側は、新しい形式はすごくウェルカムです。しかし、それと同時に、一般的なリスナーと乖離してはいけないって思います。一般的な音楽ファンとオーディオ・マニアって別ですよね。マニアの域を狙ってしまっては、的外れな気がするんです。フォーマットの差は、技術的進歩で詰めればいいんですが、「重箱の隅を突付く」的に音質を高めても仕方が無い。それは音楽とは種類が違う話になってしまう。
——だからこそ、NITROのような存在が高音質配信に乗り出すっていうのは、ヒップ・ホップ畑の高音質の概念すら知らない人に取っては、知るチャンスになり得ると思います。
D : 実際に、オトトイさんのような動きはウェルカムなんですね。まずは誰かが挑戦しないと、一般化が始まらない。
M : アナログは尻が見えてきたなって思うけど、デジタルに関しては荒野だよね。動いてくれる色々な人こそが「シーン」だったりするからさ。レコード屋もなくなって、俺もどこがシーンか解らなくなっちゃう今だからこそね。
D : チャレンジする人っていうのが大事で、オトトイさんに関してはフォーマットの観点でチャレンジしていると思いますね。
M : 俺もこれまでカセット、7インチ、12インチ、CD、そしてDVDって自分名義でリリースしてきて、来年は電子書籍で出そうと決めてるんです。俺的には、それが新しいアルバムの表現なんですよね。常に最新のフォーマットを試してみるっていうのも、ヒップ・ホップだと思うんだよね。
D : 実際、ヒップ・ホップには、音質に対して厳しい感覚がありますからね。日本語ラップ創成期の頃は「このスネアの音が超良い!」「このミックスは音をダメにしてるね」とかディティールにうるさい人は多かったですよ。今もコアなファンっていうのは、そこにこだわりますからね。だから、高音質は多くのヒップ・ホップ・ファンを唸らせると思いますよ。
M : ニトロも低音一つにうるさいですからね。メンバー全員、硬いスネアが好きですし。
D : 変な話、ボーカルをメインに聞いてない人すらいましたからね(笑)。
M : 俺、そうですね。インスト聴き入っちゃうタイプですね。レコード・ノイズがたまんない時とかあるもんね。
D : ヒップ・ホップは、元々のジャンル感として音質に対してめちゃめちゃシビア。だけど、それはオーディオ・マニア的な趣向とは違うじゃないですか。ゲテモノ趣味じゃないけど、歪みがかっこいいみたいなね。
M : チョップのしかた、ドラム・マシンのプラグ半挿しとかね。「スネアがクイーンズ」なんて言い方もするし。レコード・ノイズが逆に良いんだよって事はよくあるよね!
——技術が進化して制作環境も変わると、それがスタイルにも現れませんか?
D : Protoolsを導入した時も「それじゃ太い音は出ないよ」とか批判的な事を言われたりしましたけど、僕は導入するメリットの方が大きいと思っていました。頭の中で鳴っている音を再現する事が、どんどん可能になっていったんですね。僕はそっちの方が面白いとおもったんです。ぶっちゃけ、NITROの1stはProToolsですからね。
——え!? そうだったんですか!? あの頃の音楽はサンプルのチョップが分かるようなのが多くて、MPC的な音の扱い方だなぁと。
D : MPCも使っていましたが、実際はProToolsがメインだったんです。じゃあ、今と何が違うかっていうと、それは時代感だけなんですね。時代のトーンにさえ合わせていれば、誰も制作環境の違いに気づかない。いままでの卓でやるには、「自分の手が5本ないと!」なんて事もあったわけですよ。
M : 昔はワタ君とかと並んで「2ヴァース目の入りで... はい! ドラム、ミュート! 」とかやったよね(笑)。
D : だから、いま一番欲しいのはDSDが使えるProToolsなんですよ。現状だと、マイクを立てて、ツー・ミックスで録音するっていうのが、(DSDの録音手法として)多いですよね。それだとヘンテコな音をつくりたいっていう人は、技術的に無理だからやりません。単純に言えば技術力の問題で、DSDはPCMほど自由に扱えないのが現状なんですね。
——DSDを扱う身として言い難いですが、たしかにそうですね...
D : ただ、今のDSDは発展途上だけど、ドンドンと推していかないとメイン・ストリームにならないです。だから、僕的にはオトトイがDSDを広めてくれる事は、大賛成です。広めることで、需要も生まれるし、その需要に技術も追いつくようになるじゃないですか。広まらなければ廃れちゃうし、現状以上を作ろうっていう人もいなくなっちゃう。
音楽はマーケティングしちゃいけない。今の人達は騙されない。
——オーディオ・マニア的でないヒップ・ホップ・ファンが聞くという事で、今回は聞くシチュエーションを想定して音の調整をされたりしましたか? 例えば、クラブよりイヤフォンの響き方を重視とか。
D : 僕の場合、デカい会場で鳴らしても大丈夫なのが大前提で、更に家で聴いても面白い音作りを心掛けてますね。だから、特定の場面を想定していません。あと、スピーカーが好きだから、ヘッドフォンはあまり意識していないですね。
M : D.O.I.君のつくった「自由研究」っていう曲で「ヘッドフォンで聴いたら、ゲロ吐いちゃうようなヴォーカル処理で」って頼んだんですよ。ミックスの対象は、楽器とかの音がメインな気がしちゃうけども、S-WORDやDELIちゃんなんかもヴァーカルに色々な注文を出しますよ。それすらも、遊ぶ。それが実験であるし、ヒップ・ホップだと思ってる。
——それが活きているのは、まず個性ある声やフロウありきだと思います。ヴォーカル加工だけの曲なんて多いですから。
D : 多分、平均化しすぎたんでしょうね。ヒップ・ホップは市場が巨大化した事で、ある程度の平均化の必要性が出てきた。マーケットが大きいからコケられない。だからヒットと似た事をする。しかし、一番最初にヒップ・ホップをやってきた人たちは「他と違ってこそ」っていうアンチ・メイン・ストリームの意識を持っていたから、初期衝動的な作品が出来上がったと思うんです。
——今回のアルバムを聞くと、それでいて、ヒップ・ホップの型にもはめているのが見事だと感じましたね。
D : それが難しいんですよね。ヘンテコでありつつも、王道感は残すんですよ。ヘンテコなのって、実はいくらでも作れるんです。だけど、次の王道を感じるヘンテコさにするのは、かなり難しいですよ。
——今の若手のスタイルが多様化してきたのも、製作環境を奇抜にするのは難しいから、スタイルで挑戦した結果でしょうか?
D : 実際は制作なんて、どうにでも出来ると思いますよ。
M : 俺もそう思います。あれは度胸かな。こんな時代だからこそ、売れる物をつくろうとするのは、弱気ですよ。
D : 僕は音楽はマーケティングしちゃいけないと思うんです。サザン・オールスターズだって、今やJポップの代表みたいになってるじゃないですか。だけど、中学生の頃初めて聞いた時に「なんだこれ!」と思ったんですね。やっぱり、ノー・アイデアの模倣したようなJポップは、殆どコケてますよね。今はミリオンを目指しても、簡単には出せない時代だと思う。知識、経験、人脈、お金のあるレコード会社が、日夜死ぬほど考えてやったとしても、結果はわからないんですからね。逆に、NITROがポッと出てヒットを飛ばしたように、マーケティングもクソもない、やりたい事をやったくらいの方が、次の王道を踏めると思うんです。
——流行りをおさえるより、パーマネントな才能にこそ、心は動くんでしょうね。
D : ただ、時代感を捉えていることが大事ですね。それは僕もミックスする時に一番気を付けている所です。莫大な量の音楽を聞いて、次の展開を予想する想像力を鍛えるんです。その方がやっていて面白いですよ。
——それって、インターネットの出現で、多くの人と共有できるようになった事もあるのかもしれませんね?
M : 俺は旅が好きで、海外の人とリンクする時に特に思うのは、日本人は自己主張がすげえ欠けてるって事。それが、今はインターネットが進んで、皆が自分の表現をしている。俺はスゲエいい事だと思う。ただ、その中から面白い人を見つけるのは、何万人っているから難しい。なおかつ、みんなそれぞれ違いますからね。けど、俺はそれを楽しんでるかな。
——それはアーティストにとって、活動の幅が広がったって事ですかね。
M : ラッパーがよりアーティスティックになれるんじゃないですかね。ラッパーってクラブでしか会えなくて、謎めいてる魅力もあるけど、ネットでも見かけるようになった事は大きいと思う。
——たしかに、ラッパーのつぶやきを見たりすると、人間的な側面を見れますからね。それはファンとしてもうれしいし、曲への思い入れが増す事があります。
M : でも、俺はツイッター、ブログ、ネットのニュース、全ては半分ウソって決めてます。
D : それは大事っすね。すごい大事。ヘタしたら半分以上かもよ(笑)。
NITRO MICROPHONE UNDERGROUND pfofile
BIG ZAM、DABO、DELI、GORE-TEX、MACKA -CHIN、SUIKEN、S-WORD、XBSの8MCから構成されるグループ。 96年頃から渋谷・宇田川町を中心に活動を開始。ヒップ・ホップ・シーンとしては驚異的なセールスを上げ続け、日本のヒップ・ホップ・ファンから海外のメディアまで、幅広い支持と注目を集める。メンバー8人全員がメジャー・デビューを果たしており、それぞれの盛んなソロ活動は現在もシーンに多大な影響を与え続けている。
MACKA-CHIN profile
NITRO MICROPHONE UNDERGROUNDのメンバー。MABOやMONTIENとしてもコンビを組み多くの作品を発表。ソロ制作では自身のアルバムのほかDVD作品やホームページ、CM音楽など多岐にわたって制作。最近はDJも多く活発にこなす。
D.O.I. profile
90年代中期DJ Kensei、NikとIndopepsychicsを結成し、数々のブレイク・ビーツ・アートを制作、国内のみならず海外でも評価を得る。またエンジニア、マニュピレーターとしてもBUDDAH BRAND、MURO、NITRO MICROPHONE UNDERGROUND、TOKONA-X、ライムスター、キングギドラをはじめとするヒップ・ホップ勢からMOOMIN、PUSHIM、FIREBALL等のReggae勢、Tina、Soulhead、AI等のR&BからChemistry等のPOPSまでそれぞれのジャンルで際立ったアーティストの作品に参加。最近では安室奈美恵、倖田來未、EXILE等のメガ・ヒット・アーティストから MiChi、DEX PISTOLSら次世代クラブ・シーンのアーティストのMIXを担当、活動の幅を広げている。プロデューサーとしても様々なアーティストにトラック、REMIXを提供しており、2003年には生演奏とMAX/MSP(プログラミングソフト)との融合を目指した実験的インスト・ソロ・アルバム『AUDIBLE』も発表している。