【きどうせんしがんだむ ぎれんのやぼう じおんのけいふ】
ジャンル | 戦略シミュレーション | |
対応機種 |
プレイステーション ドリームキャスト プレイステーション・ポータブル |
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メディア |
【PS】CD-ROM 2枚組 【DC】GD-ROM 【PSP】UMD 各1枚 |
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発売元 | バンダイ | |
開発元 |
ベック 【PSP】キャトルコール |
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発売日 |
【PS】2000年2月10日 【DC】2000年6月29日 【PSP】2005年8月11日 |
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定価 |
【PS/DC】6,800円 【PSP】4,800円(共に税別) |
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判定 | 良作 | |
ガンダムゲームリンク |
セガサターンで発売された『機動戦士ガンダム ギレンの野望』(以下SS版)の改訂増補版にあたる作品。ガンダムゲーとしてはっきりした色をもちながらシミュレーションとしてしっかりした難易度を誇った傑作であった前作を元に、改良やバランス調整を施している。幹の部分はそのままであるが、開発元が変わったこともあり実際には別ゲーと言えるレベルでの細かい仕様変更や修正が加えられている。
なお、前作ではCD-ROM1枚であったが、内容が増えたためPS版ではCD-ROM2枚組となっている。
2000年6月29日には追加ディスク『機動戦士ガンダム ギレンの野望 ジオンの系譜 攻略指令書』が発売されている。なお、DC版はインターネットダウンロードで配信されてディスク販売はされず、PSP版は最初からオフセットされている。
前作での問題点はかなり解消されたものの、新たな問題点も複数生まれている。
2000年6月29日には追加ディスク『機動戦士ガンダム ギレンの野望 ジオンの系譜 攻略指令書』が発売されている。なお、DC版はインターネットダウンロードで配信されてディスク販売はされず、PSP版は最初からオフセットされている。
好評を博したSS版をさらにブラッシュアップした作品である。 細かい問題点はあるものの、優れたゲームバランス、そして「ガンダムファン」にも容易に受け入れられる優れた世界観に裏打ちされたPS時代の名作であり、「バンダイの本気」をうかがわせる作品。 前述したようにこれ以降の作品に与えた影響はSS版ともども大きく、特にギレンの人気はこのニ作によってさらに高まり、「ジオニスト」と呼ばれる、原作で「味方」であった連邦よりも「敵」であったジオン軍側により愛情を持つファンもかなりの数に上るようになった。
続編としてPS2で『機動戦士ガンダム ギレンの野望 ジオン独立戦争記』が発売されているが、ゲームシステムの刷新があり、かなり毛色の違う作品になっている。
ゲームシステムを流用した直接的な続編としては2008年2月7日に『ギレンの野望 アクシズの脅威』がPSPにて発売されている。またそれの続編として2009年2月12日に『ギレンの野望 アクシズの脅威V』がPSPおよびPS2で発売された。
更に2011年8月25日には、SS版のシステムを基とした『機動戦士ガンダム 新ギレンの野望』が発売されている。
*1 その機体がどの程度パイロットの能力を生かせるかにかかわる。たとえばパイロットの「射撃」ステータス値が射撃ダメージを200%にするほどの数値であっても、乗機の限界性能が120%であれば120%止まりのダメージとなってしまう。
*2 例外もあり、たとえばガルマ専用ザクは限界性能が高めなので普通に高級量産機兼偵察機として重宝する。また第二部終盤の機体は限界性能まで含めてステータス値が高いので、おおむね誰を乗せてもパイロット能力に応じた活躍を見せてくれる。
*3 なお、本拠地が制圧された場合はゲームオーバーになるので第二部は無い。総大将が撃墜され戦死した場合も同様。
*4 ただし『ΖΖ』からの機体はほぼリゲルグのみ。
*5 なお、SS版でも隠し機体的に『0083』からガンダムGP-01フルバーニアン、『ΖΖ』からリゲルグがゲスト出演していた。
*6 前作では一年戦争時に決起したというif設定だったが、今作では一年戦争後に決起する原作準拠。
*7 前作同様、一年戦争中にシャア・アズナブルが本来の名である「キャスバル・レム・ダイクン」を名乗って決起したという設定になっている。原作でもシャアは『逆襲のシャア』でシャア・アズナブルとしてネオジオンの総帥になっているが、旗や衣服の意匠についてはおおむねこちらを基にしている。ただしストーリー的にはむしろ「小説版ガンダム」の要素が強い。
*8 一年戦争中にキシリア・ザビが決起して兄ギレンに反旗を翻したという設定。原作通りキシリアがギレンを暗殺せずに決起したら…というifである。
*9 当然であるが第一部で原作通りガルマを戦死させてしまっては出現しない上、完全勝利ルートだと絶対に独立しない。
*10 一応、ガンダムが完成するまで一切攻めずに防衛に徹するという手法も可能。
*11 ギレンの野望関連のムービーは『独立戦争記』の追加ディスクに映像特典として収録されているが、このサターン版は未収録で、系譜の修正版のみしか入っていない。
*12 0080(1989年)では機体名や艦名にドイツ語を採用する等かなり明確になっていた。もっとも、ギレンを「ヒットラーの尻尾」と称していたようにこの傾向自体はファーストガンダム当時からあった。「ジーク・ジオン」と言う掛け声もナチスドイツの「勝利万歳(Sieg Heil:ジーク・ハイル)」から来ている。
*13 専用機として「ガルマ専用ザク」「ドズル専用ザク」「シャア専用ザクS型」などはあるが、所詮ザクなのでガンダム並の無双はできない
*14 性能の高さは原作通りの上にどちらも汎用性が高いので尚更である。特にガンダム系は水中でも使えるという大きなアドバンテージがある。しかもその過程で開発できるコアファイター、ガンタンク、ガンキャノンもなかなかの高性能ユニット
*15 もっとも、公式でも結構な数のガンダムが存在するし、一年戦争時を題材としたゲームやコミックが出される度に後付け設定の新型ガンダムがワンサカ出ているので、「本編で映らなかっただけでエース用や特殊部隊用として各地でガンダムが配備されていた」と考えられなくもない。
*16 真面目に考えれば高性能機故に並の施設やパイロットでは持て余してしまう事もあってガンダムの費用対効果は最悪である。まぁアムロ級のエースパイロットが乗ると12倍以上の性能差を出してしまうのだが…。
*17 ちなみに連邦側でジオン系を相手にするとビグ・ザムやビグロ、ノイエ・ジールといった高級MAを大量生産される。
*18 0083で登場したドラッツェ等例外はあるが、リックドムIIも含めてほとんどは一年戦争の機体である。
*19 原作でも同様で、テレビ版Ζに登場したアクシズ製MSはガザCとキュベレイのみである。
*20 前述の通りΖΖの機体なのだが、SS版から引き続き登場している。
*21 第一部をクリアするとクリア時のターン数によってプランがもらえる。たとえば連邦軍で速攻クリアするとキュベレイのプランがもらえる。ただし開発には敵性技術が必要なので、もらっても即開発は不可能。
*22 通称「生殺し」。ほとんどの敵戦力は「特定の勢力を滅亡」させることによって出現する。そのため滅亡させる寸前で止めることで意図的に出現を引き延ばすことが出来る。
*23 ただし、ゲームに慣れたプレイヤーからはゲルググ不要論が出るほど便利な機体となってしまい立場が逆転してしまった
*24 マップ的にはカナダというよりその北部のハドソン湾と、ヴィクトリア島周辺の北極海である。
*25 単体でも索敵能力が高いため、侵入技抜きにしても索敵兼囮としてそれなりに活躍できる。
*26 今作では5ターンまではCPUはこちらに進軍しない