天成　する蔵

93歳 天成する蔵
彼は、上場企業の部長である。
仕事人間だったが友人関係に恵まれ、愛する家族もいた。
しかし、彼が35歳の頃、仕事を優先しすぎたあまり妻は愛想を尽かし、子供を連れて出ていってしまった。

それ以降、彼の心は常に満たされることがなく、ずっと靄がかかっていた。
その靄を払うように仕事に打ち込むが、一向に晴れることはない。
お金は貯まる。だが、それがなんだというのだろうか。

そして死の直前、ベッドで寝たきりの彼のもとを尋ねる人は誰もいない。
今際の際に、彼はその人生と向き合うことになる。
「ああ、もっと自分のしたいことをすればよかった」

やがて彼の意識は遠くなり、彼はゆっくりと目を閉じた。

目を開けると、彼は飛行機の中だった。馬鹿な。もう自分は動けない筈なのに。
彼は両手を動かす。動く。身体が軽い。意識も明瞭だ。
「起きたか？」
ふと隣りに座っている人から話しかけられる。
「ここは？」
「何いってんだ、今から俺たちはロスサントスに行くんだろ？」
席の隣の男が言うには、私達は先程空港で出会い仲良くなったようで、
これから私達二人はロスサントスという街で暮らすということだった。

「人生を変えるんだろ」

隣りに座る男は笑顔でそういった。
飄々としているようで、瞳の奥には覚悟を感じられた。

どういうわけか、
私はもう一度人生を送ることを許されたらしい。
それなら、私は思う。
今度こそ、好きに、自由に暮らそうと。


彼は空港で男と仲良くなった。彼もロスサントスに向かう途中らしい。
「ところで、君はどうしてロスサントスに行くんだ？」
となりに座る男はそういった
「人生を変えるんでしょ」
「どうやって？」
「ロスサントスについて何も知らないんですね。」
「ああ、すまない。」
「いいですか？今世界では動画を撮ってネットに流す行為が流行っているんです。でもロスサントスにはその文化がない。」
「つまり？」
「つまりーーー」
「この街でそれをすれば、僕たちが第一人者になれるってことです」


彼の身体はどうやら23歳のようだ。
彼の身体に入ってから、考えが彼の年齢に精神が引っ張られるきがする…。

11/12 【 ストグラ DAY1】 おじい転生ー目が覚めたら身体が若くなっていてインフルエンサーの道に進むことになったんじゃが！？―【天成する蔵/さんしあ】

• ストリップバーで働いている時は客のことをメス豚と呼んでいるが、結構ブレブレで同期組の葵井優と星野サラに動画を撮られ、爆笑された。
• 同期で一緒に街へ来た大場カモノとショート動画を撮っている。
• バイク免許を持っていないのにバイクを購入しそれもネタにしショート動画を撮った。

• 同期と共に飲食店兼イベント会社「らびすぴ」をオープン。(1/24)
  ミニイベントの「ユニコーンバット王決定戦」(1/25)、大型イベントの「らびすぴ逃走中」(1/27)を実施し、いずれも大成功に終わる。
• 上田さんから「ロケラン作ったんで6000万振り込んで」というメッセージを何故か受け取る。その後カジノからの不穏な呼び出しを受けたためにクビに怯えていたものの、それまでの部分はドッキリのフリで、本題は無馬オーナーからのボーナスであった。
  する蔵は面接無しで採用されていることもあり、無馬オーナーから嫌われているかもしれないと考えていたため、オーナーから頑張りを認められていたことに嬉し涙を流した。(1/30)
• ボートレースイベントに2時間遅刻するも、他運営スタッフに温かく迎えられる。イベントは大成功。「らびすぴ」メンバーのももあが5位に入賞し、カジノも大幅黒字。ボーナスが支給された。惜しくも決勝進出を逃した川上に、それとは知らずにギャング限定の裏カジノ王への参加を勧めてしまうが、オーナーの許可が出れば参加できると聞いてそっと胸をなでおろした。(1/31)
• ロス人狼にて、初のGMを担当。たまたま無線番号が被るトラブルが発生したが、肉丸、カモノの見守る中、大役を果たした。（2/13）
• らびすぴとして請け負った合コンイベントに運営スタッフとして参加した。（2/13）
• Bear Moon Customにてメカニック体験中、社長のにし　のんに正社員のスカウトをされ、承諾。正社員として採用された。(2/22)
• 病気療養のため休職中
• 「らびすぴ」リニューアルオープン出勤の為に久しぶりに起床。(12/13)