今から10年以上前、20代の半ばだったころにワーキングホリデーで某国に行ってあてもない気楽な自由を謳歌してた時期があった。
20代の半ばを海外でふらふらしてるような奴が入りびたるコミュニティなんて多かれ少なかれ似たようなマインド持ちが多かった。
国を問わずみんなふらふらしてて、でも将来のことを考えていないわけじゃなく、つかの間の自由に興味と行動力と若さだけで飛び込んでしまったような人たち。安い日銭を稼ぎ、バックパッカーを細々と続けているその先の冒険を全身で謳歌していた。
夜になると音楽とお酒。自分は英語は拙かったけれど若いというだけの怖いもの知らずで知らない人たちとよくお酒を飲んでいた。
たまに意気投合するとアクティビティを共に過ごすこともあった。デイトリップやダイビングやそんなことを。
少しの時間しか一緒に過ごさない人もいればそこから細々と今までつながっている人もいる。旅は道連れ世は情けというけれどそれを体現していたのかな。
じきに現実に戻らなければいけない時期がきて、自分もそんな日々とお別れを告げ、紆余曲折ありながら今は日本の片隅でひっそりと経済活動の歯車として頑張っている。
自分は日本人で、そういう流れでたどり着いた行先はだいたいご想像通りであまりぱっとしない。なんだけど、当時知り合った海外の人たちはみんな国に戻ってから大学などで学びなおして世に出ている。
最近もそういうニュースが知り合いのコミュニティであって、もう年齢が40過ぎてる人なんだけどようやく学位とったよ!って。
いくつになっても大学で学びなおせる環境ってすごくうらやましいと感じた。日本ってそんな感じで一度社会人を経験してても大学で学位とれたっけ。