新生活をするにあたり、新たなる土地に住み、これからの栄えある人生を獲得しようと考える人もいるだろう。そのためには、東京や大阪といった大都市へ行き、そこで一旗揚げることは一つの選択肢となる。とはいえ、東京は家賃が高い。お金のない若者が、そうした中で生活していくにはどうすればよいのか。 たとえ都心部であっても、風呂なし共同便所なら、家賃が格安の物件は存在する。27歳から29歳にかけ、渋谷から徒歩18分、家賃3万円の風呂なし共同便所6畳一間の部屋に住んだ経験を持つネットニュース編集者の中川淳一郎氏が、当時の生活を振り返り、そこからいかにしてステップアップすべきかを解説する。 * * * 地方都市であれば、3万円で、ユニットバス付きの1Kの部屋などはあるでしょう。しかし、東京ではそれはなかなか見つけられない。私が会社を辞めて無職になった27歳からそこそこフリーライターとしてお金がもらえるようになっ