雨の振る5月28日に慶應義塾大学三田キャンパスにて、アスキー総合研究所主催の連続トークセッション「コミュニケーションデザインの未来」第4回が開催された。 今回のお題は“「モンスターハンター」のコミュニケーション戦略”ということで、カプコンから、同作品のプロデューサーである辻本良三氏を講師に招き、同作品がコミュニケーションツールとして活用されている現状と、カプコンの採った戦略などについて約2時間にわたってトークが行なわれた。 トークセッションでは、休憩を挟んだ後半から「モンスターハンター ポータブル 2ndG」(以下、MHP2ndG)がコミュニケーションツールとして使用されるために開発時から狙っていたことといった、開発秘話が披露された。そのなかからポイントとなったいくつかのキーワードがあったので、紹介していこう。 「3人ではなく、4人プレイで役割分担」