欧州最後の切符はウェールズに! ウクライナの猛攻を凌いで64年ぶり2度目のW杯出場 2022.06.06 FIFAワールドカップカタール2022欧州予選プレーオフ・パスAの決勝が5日に行われ、ウェールズ代表とウクライナ代表がウェールズのカーディフで対戦した。 本来は今年3月に開催予定だったプレーオフだが、ロシアのウクライナ侵攻により代表活動が困難となったことで、パスAの準決勝スコットランドvsウクライナ、およびパスA決勝(同試合の勝者vsウェールズ代表)が6月に延期。そして1日に行われた準決勝を3-1で制したウクライナがウェールズの待ち受ける決勝に駒を進めた。 ワールドカップ出場権を獲得するためには両国にとって負けられない一戦。先にゴールへと迫ったのはウクライナだった。3分にゴール正面の位置でFKを獲得すると、壁を作っている最中にオレクサンドル・ジンチェンコが素早いリスタートでゴールネット
杉山茂樹●文 text by Sugiyama Shigeki藤田真郷●写真 photo by Fujita Masato 何かが起こるW杯イヤー(3)~2006年 (1)から読む>> ジーコジャパンがアジア予選を突破したのは、2006年ドイツW杯本大会が開幕する約1年前。イラン、バーレーン、北朝鮮と戦ったアジア最終予選で、本大会出場枠である2位以内を早々と確保した。 予選の最終戦(イラク戦)で引き分け、本大会の出場権を逃してしまった1994年アメリカ大会。初のW杯出場権をアジア第3代表決定戦の末にようやく勝ち取った1998年フランス大会。2002年日韓共催大会は、開催国の特権で予選を免除されるという展開だった。ジーコジャパンはすなわち、過去3大会のどれにもあてはまらない状況に置かれることになった。 つけ加えれば、「W杯本大会に出場したことのない国が、W杯を開催した過去はない」というプレッ
喫茶店バル・フットボリスタ ~店主とゲストの蹴球談議~ 毎号ワンテーマを掘り下げる月刊フットボリスタ。実は編集者の知りたいことを作りながら学んでいるという面もあるんです。そこで得たことをゲストと一緒に語り合うのが、喫茶店バル・フットボリスタ。お茶でも飲みながらざっくばらんに、時にシリアスに本音トーク。 今回のお題:月刊フットボリスタ2019年9月号 『19-20欧州各国リーグ展望 53人の要注意人物』 店主 :浅野賀一(フットボリスタ編集長) ゲスト:川端暁彦 日本人の大量欧州移籍の背景は? 川端「今号のフットボリスタは欧州シーズンプレビュー号という形で、『53人の要注意人物』という輪切り的な特集になっていましたね。『そう言えば、ボリスタってワールドサッカー誌だったな』と思い出しました(笑)。いろんなチームのフォーメーション表がたくさん出てくる感が『ぽい』ですね」 浅野「シーズンが始まった
「本当に世界のトッププレーヤーを目指すなら、日本で練習していては遅すぎる。いま、中東の育成機関には、欧州から有名クラブのスカウトが視察に来ています。僕もここで世界レベルの指導を受けて、欧州で活躍できるような選手になりたいんです」 こう話すのはUAEのアスリート育成機関SSS(スパニッシュ・サッカー・スクール)でトレーニングに励む中村優心さん。現在15歳の彼は、1年前からUAEに移住し、プロサッカー選手を目指している。 いま、Jリーグの育成機関からJリーグを目指すのではなく、一段飛びで海外にわたり、海外のリーグでプロになることを目標とする若者たちが増えている。その中でもひときわ「移住先」として注目を集めるのが、UAEやカタールといった中東諸国である。 前回記事で、筆者はUAEとカタールが、国を挙げてサッカー強化に力を注いでおり、急速に成長していることを紹介した(https://gendai.
"怪童"ムバッペと真っ向勝負! サッカー日本代表・昌子源「この身長、この体形でこっちに来たのは一種の賭けだと思う」 今年1月、満を持して初の海外挑戦を果たした昌子源(しょうじ・げん/フランス・トゥールーズ)。移籍直後からレギュラーを獲得し、毎試合フル出場を続ける日本代表CBは先日、W杯でフランス代表を優勝に導いた"怪童"ムバッペと対峙した。 【写真】コロンビア戦での昌子選手 鹿島アントラーズの番記者として、デビュー当時から追いかけ続ける田中滋氏が現地で直撃! ■春爛漫のトゥールーズで苦悩する昌子 南欧に位置するフランスのトゥールーズは、赤レンガの美しい街並みが特徴だ。日本では「令和」という新たな元号が発表された4月1日。街路樹は柔らかな緑に覆われ、この街にも春が来たことを告げていた。 しかし、そんな季節の変化に取り残されている男がいた。 「どうしたらいいんやろ」 今年になってこの街に来た昌
TACTICAL FRONTIER サッカー戦術の最前線は近年急激なスピードで進化している。インターネットの発達で国境を越えた情報にアクセスできるようになり、指導者のキャリア形成や目指すサッカースタイルに明らかな変化が生まれた。国籍・プロアマ問わず最先端の理論が共有されるボーダーレス化の先に待つのは、どんな未来なのか? すでに世界各国で起こり始めている“戦術革命”にフォーカスし、複雑化した現代サッカーの新しい楽しみ方を提案したい。 ポジショナルプレー――現代サッカーを読み解く、重要なキーワードとなる概念は、その複雑性ゆえに単純化されてしまいやすい。昨季はペップ・グアルディオラのマンチェスター・シティがプレミアリーグを制覇し、今季はナポリで魅力的なフットボールを実現したマウリツィオ・サッリがチェルシーの監督に。同時に、日本でも徳島のリカルド・ロドリゲス、ヴィッセル神戸のファンマ・リージョ、
大会不出場イタリアメディアはW杯をどう伝えているのか? 1958年大会以来の予選落ちとなり、ロシアW杯出場はならなかったイタリア。本大会前のテストマッチとして6月1日にベルガモで行われた国際親善試合エジプト対コロンビアを訪れたイタリア人記者のほとんどはメルカート取材目的で来ていたし、本大会に派遣する新聞記者の数もだいぶ少なくなると聞いた。イタリアの人たちはW杯には関心を払わないようにして過ごすのかなと思いきや、そんなことはなかった。さすがにアズーリの出場時と同じようなムードとまではいかないが、サッカーファンはW杯の1試合1試合を注意深く追い、メディアは関心に応える報道をするのである。 本大会は民放TV局『メディアセット』の独占中継となっているが、視聴占拠率などのデータはこれまでの大会よりも良い数字を叩き出しているというのだから驚きである。グループステージが終了した6月29日、同局が公式WE
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