サウジアラビア北部の街、ハイル(Hael、2011年2月7日撮影)。(c)AFP/FAYEZ NURELDINE 【2月6日 AFP】サウジアラビア当局は5日、北部ハイル(Hael)で、知人男性を殴り殺した罪で30年前に死刑判決を受けていた男の斬首刑を執行した。国営サウジ通信(SPA)が伝えた。この死刑囚の家族は寛大な処置を求めていたが、却下されたという。 刑を執行されたのはアブドラ・ビン・ファンディ・シャマリ(Abdullah bin Fandi al-Shammari)死刑囚。同死刑囚は23歳のとき、ムージャブ・ビン・モハメド・ラシディ(Moojab bin Mohammed al-Rashidi)さんを口論の末に殴り殺したとして逮捕された。 5年に及ぶ公判ののち裁判所は、シャマリ被告(当時)には殺意がなかったと判断し、被害者遺族に補償金を支払うよう命じて身柄を釈放した。しかし、ラシデ