というわけで、さっそく海老原嗣生さんの『お祈りメール来た、日本死ね』(文春新書)が届きました。 http://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784166611058 海老原さんも『雇用の常識』(ちくま文庫)のような総論型の本ととともに、特定のトピックにフォーカスした本もいろいろ出されていて、若者の就職問題を取り上げた本も、5,6年前に扶桑社信書から出された『若者はかわいそう論のウソ』や『就職、絶望期』以来になります。 いうまでもなく議論の大筋はその時の延長線上にありますが、今回の本はその間にとりわけフランスなどヨーロッパ諸国を実際に見てきて、その雇用の実情を目の当たりにしてきた経験がたっぷりと盛り込まれています。 そのかなりの部分はニッチモで出している『HRmics』誌上で書かれたことなので、海老原さんをずっとウォッチしている人にとってはそれほど目新しい情報で