地質学者で創造論を支持する韓国ハンドン大学教授のイ・ジェマン氏が25日、東京都内の教会で講演し、従来の進化論の枠組みでは理解の難しかったさまざまな現象について、創世記のノアの洪水が聖書の記述通りに地球規模の大激変として起こったことを前提にすれば説明できると主張した。 イ氏は、今日世界各地で観察できる地層が長い年月をかけて形成されたのではなく、急速な堆積によって短時間で形成されたものだとする最新の研究結果を紹介した。急速に流れる水と堆積物(混濁流)によって地層が形成される過程は、近年の地震や火山活動などでも観察されている。今日大部分の地質学者が、地層は混濁流によって非常に速い速度で形成され、山河は激変の過程で形成されたことを支持している。これは、長い地質過程によって地層が形成されたことを前提としてきた地質学界の大変革で、科学専門誌は近年のこの変化を地質学界の「ルネサンス」と表現している。 1