とあるニコマス動画に触発されて,15年ぶりくらいに見たくなって借りてきた。 古い映画なのであらすじの紹介はいたるところでされているが,一応書いておく。ある記者がサンフランシスコ在住のインタビューをするという形式で始まる。インタビューされる吸血鬼はルイ。今はサンフランシスコに住んでいるが,以前はニューオーリンズに住んでいた。彼が人間であった最後の年は1791年,当時の現地はスペイン領だが,ルイ自身はそれ以前から植民していたフランス系の,プランターの大富豪であった。妻を亡くして自暴自棄になっていた彼のところに,吸血鬼レスタトがやってくる。レスタトはルイを吸血鬼にしたが,ルイは人間としての良心が忘れられず,吸血鬼としての生活になかなかなじめなかった。そこでレスタトは,ルイの殺し損ねた少女クローディアを,戯れに吸血鬼にする。波乱はそこから始まる。以降のネタバレは本記事の最下段に隠す。 物語のテーマ