広く物語において使われる表現形式。 物語を解釈する観点(パースペクティブ / perspective)や受け取り方次第で意味が変化する結末の総称・俗称を差す。 「メリーバッドエンド」の言葉自体は一般的に、物語の登場人物の誰か(多くの場合主要人物)にとっては幸福な結末だが、当人以外の周囲から見ると悲劇的な結末に見えてしまうシチュエーションに対して多く用いられる。 それ以外のエンディングを指して「メリーバッドエンド」と呼ぶのも定義的に間違ってはいないが、そう評する作品、人物は少なく、ビターエンドなどの別の表現で呼びならわされる傾向にある。 「受け手の解釈によって幸福と不幸が入れ替わる結末」を括りに入るものの場合、近年では「オープンエンド(Open Ended=〈開かれた終末〉と解釈可能性が多様である)」と同義に説明も多くなっており、呼ばれるのが一般的である。 起源 現在確認できる最古の使用は、