データベース管理ソフト「Oracle Database」が初めて市場に出て35年が経過した。この間にOracle Databaseは、ユーザーのために最先端のテクノロジーを取り入れることに努めてきた(図1)。 その一例が可用性を高めるための機能である。2001年に出荷したOracle Database 9iでは、クラスター構成を実現するための機能である「Oracle Real Application Clusters」を追加した。2003年に出荷したOracle Database 10gでは、データベースグリッド技術を採用した。これにより、安価な複数のサーバーを組み合わせるといった従来よりも低コストの方法で可用性が確保できるようになった。 米国時間の2013年7月1日、オラクル製データベース管理システムの最新バージョンとなる「Oracle Database 12c」が米国で正式発表となった