WIRED VISIONによると、MITのSeth Lloyd教授が「タイムパラドックスを引き起こすような出来事は事前に除外される」という内容の研究論文を発表したそうだ(論文、元ネタのScienceNews)。 タイムマシンの実現可能性については多くの物理学者が研究を行っているが、その際に問題となるのが、いわゆる「タイムパラドックス」である。タイムパラドックスを回避する理論としては「タイムマシンで行った先の世界は元の世界とは異なる世界である」というものや「タイムパラドックスを発生させる行為を行ったとしても、それは元々織り込み済みのものであり未来は変わらない」という理論がある。 いっぽう今回 Lloyd教授が発表したのは「タイムパラドックスを発生させる行為を行おうとしても、それを止めようとする現象が起こり、その行為は行えない」という理論。 たとえば、後にタイムトラベラーが祖父を殺害するのに用