携帯電話大手3社が、2012年3月期の第2四半期決算を発表した。3社の最後、11月2日に発表したNTTドコモは減収減益、そのほかの2社は増収増益という決算だった、 ▼表1:2012年3月期第2四半期の携帯電話3社の決算概要 減収減益は制度見直しの影響で実質は増収増益──NTTドコモ NTTドコモの第2四半期は前述のとおり減収減益だった。営業収益は2兆1130億円で前年同期比1.2%の減収、営業利益も5085億円の4.3%の減益という決算だ。ただし、減収減益はポイント、故障修理制度見直しによる引当金減の550億円の影響によるもの。その影響を取り除くと収入は2%増、利益は6.7%増で320億円の増益になると説明する。 スマートフォンの販売は好調で、上期累計で363万台と2011年度通期の252万台を44%も上回る数値となった。こうした状況をかんがみてNTTドコモでは、スマートフォンの通期の販