千葉県市原市を流れる川の水から有機フッ素化合物の「PFAS」のうち、有害性が指摘されている物質が検出されたことを受け、市が追加調査を行った結果、周辺の井戸水からも最大で国の暫定目標値のおよそ200倍の濃度で検出されたことがわかりました。市は原因の究明を進めることにしています。 市原市ではことし5月、市内を流れる平蔵川のうち池和田地区の水を採取して調べたところ、有機フッ素化合物の「PFAS」の一種、「PFOS」と「PFOA」が国が示す暫定目標値の46倍となる濃度で検出されました。 市では、8月にかけて範囲を広げて周辺の井戸43本についても調べたところ、このうち、4本の井戸の水からも国の値を上回る濃度が検出され、最大で220倍に上ったということです。 このうち1本は飲料水として使われ、暫定目標値の4倍の濃度が検出されましたが住民の体調に影響はみられていないということです。 「PFOS」と「PF