「ひれ伏すより立って死ぬ」=過激主義との対決貫く−仏銃撃事件で殺害の風刺画家 【パリ時事】フランスの風刺週刊紙シャルリー・エブド本社の銃撃事件で死亡した同紙編集長の風刺漫画家、ステファヌ・シャルボニエ(通称シャルブ)氏(47)は、度重なる脅しにも動ぜずにイスラム過激主義を皮肉る漫画を描き続けた。生前は地元メディアに「ひれ伏して生きるより立って死ぬ方がいい」と語っており、最後まで妥協しない姿勢を貫いた。 同紙はイスラム教の預言者ムハンマドの風刺画をたびたび掲載。最近もイスラム過激主義者からとみられる脅迫が相次いでいた。7日発行の最新号に掲載されたシャルブ氏の漫画は仏国内のテロを題材とし、イスラム過激組織の活動家が「新年のあいさつは1月末までできる」と月内の実行を示唆する内容。図らずも「予言」が発行当日に現実となった。 シャルブ氏は2012年の仏紙ルモンドのインタビューで、自身がさまざまな