植物化石の例 (bulliform) プラント・オパール(プラントオパール、英語: plant opal[1])は、植物の細胞組織に充填する非結晶含水珪酸体 (SiO2.nH2O)。 Phytolith、Opal phytolith、Grass opalなどとも。 植物は土壌中の珪酸(水に溶けたケイ酸塩)を根から吸収し、特定の細胞の細胞壁に蓄積しガラス質の細胞体を形成する。植物珪酸はイネ科、カヤツリグサ科、シダ植物、コケ植物において含有量の高いことが知られ、特に表皮細胞、樹木類の維管細胞と表皮細胞など蓄積されやすい箇所がある。特に、竹(イネ科)がグラスファイバーのようによくしなり、きわめて非導電性であるのは、表皮細胞と維管束による規則正しく密集するプラント・オパールによる植物骨格組織のためである。 また、サボテン、イラクサ、ナス科植物、バラ科植物などに見られる植物体表皮の棘やイネ科植物の葉