もうすぐゴールデンウィークがやってくる。今年は最長で11連休ということもあり、家族や友人たちと、飛行機に乗って旅行に出かけるという人も多いに違いない。ところで、フライト中に提供される機内食に、それほど良い評判を聞かないのはなぜだろう。少なくとも筆者は、「舌鼓を打つほどに美味しかった」という話を耳にしたことはない。どうやらその原因は素材の質や調理の方法ではなく、私たちの体にあったという話題を紹介しよう。 ■「味蕾」が鈍っていた! 英紙「The Daily Mail」が今月14日に報じたところによると、「機内食の味」に関する研究が世界各所で進められており、次第にそのメカニズムが明らかになってきたようだ。300社を上回る航空会社に年間4億500万食を提供する、世界最大のケータリング会社「LSGスカイシェフ」のグラント・ミッケルス調理長によると、「機内食の味」は、実は乗客の味蕾(みらい)の状態に大