10G環境への移行を検討している場合は、徐々にネットワーク規模をステップアップできるような構成にすることが望ましい 増え続けるデータ、集中するアクセス、その一方で要求が厳しくなる安定性や信頼性、そしてコストダウンのニーズ……。 データの大容量化やリアルタイム化、サーバーの仮想化、クラウドの活用といった現在のIT環境のトレンドは、すでに大企業だけではなく、中小規模の現場にも広がりつつあり、それに伴ってネットワーク環境の見直しがさかんに行なわれるようになりつつある。 中でも、今後、より一層広がりを見せそうなのが10G環境の活用だ。これまで、10Gbpsのネットワークというと、主に通信事業者やデータセンター、基幹ネットワークの一部などで利用されるイメージが強かったかもしれないが、中小規模環境向けのボックススイッチやNASなどの対応が進んできたうえ、低価格なシャーシスイッチの登場などによって、中小