◆ NATの仕組み ここでは送信元アドレス変換を行うNATの仕組みを紹介します。下図は内部ネットワークのクライアント PCからインターネット上のサーバへパケットを送信している様子です。①から③の順で処理していきます。 次にサーバからの戻りのパケットです。送信元アドレス変換を行うNATルータがパケットを送信して その戻りのパケットがNATルータに着信すると、NATルータはNAT変換したアドレスを元に戻します。 戻りのパケットは送信元アドレス変換でなくて、もとに戻すために宛先アドレス変換を行います。 ◆ スタティックNATとダイナミックNAT NATは、1対1のIPアドレス変換の技術ですが、その1対1の変換方法には、大きく2つの種類があります。 1つはスタティックNATです。スタティックNATは、システム管理者があらかじめNATルータに1対1の 変換エントリを設定しておくNAT。「内部ローカル