今や200人にも達しようというAKB48グループの中で、「へたれ」「ヲタ」など、およそアイドルには似つかわしくないキャラクターで注目を集めているのが、“さしこ”こと指原莉乃(17歳)だ。 第2回AKB48選抜選手権では19位と、これまで“中の中”な位置に甘んじてきた彼女だが、最近は「月刊ヤンマガで冠(かんむり)マンガスタート」「アメブロでベスト10常連」「週刊プレイボーイで表紙&巻頭カラー」など、人気メンバーを押しのける活躍を見せている。 このブレイクの理由はどこにあるのか? AKB48総合プロデューサーの秋元康氏は、“さしこのくせに”という一見、侮辱ともとれる切り口でいじられても輝いていられるキャラにあると指摘する。 「どこに、“〜のくせに”呼ばわりされるアイドルがいるだろう? 『いや、指原って意外にかわいいよ』『確かにへたれだけど、頑張ってるじゃん』。期待のハードルを下げたことに