ボカロ界には“神”と呼ばれる存在がいます。 今や世界で賞賛されるムーブメントを創り上げたクリエイターたちはもちろん、音声合成ソフトのボーカロイド『初音ミク』の販売元・クリプトン社 伊藤社長、同社開発者の佐々木さん、VOCALOIDを開発したヤマハの剣持さん……などなど。ミク廃(初音ミク廃人の略で初音ミクファンの総称であり敬称でもある)の皆様から「ミクさんのお父さん」や「ボーカロイドの父」という称号で絶大なリスペクトを集めていらっしゃいます。 そして、今回インタビューをお願いした元SEGAの内海さんも外せない神様のひとり。1号さんという愛称で親しまれ、2号さんと呼ばれるセガ大崎さんや林さんとともに初音ミクのゲーム・ライブ事業を支えられてこられました。 そんな内海さんがSEGAを電撃退職し、業界は騒然となったのは昨年のこと。常に前進、新しい試みを探求していく姿勢や飾らないキャラクターが人気の1