株主総会で代表に選ばれ、あいさつする生徒たち=5月24日、鹿児島県指宿市の指宿商業高校 資本金59万円。生徒全員が株主兼社員。そんな株式会社が、鹿児島の商業高校にできた。在校生590人が1人千円ずつ出資する。高校が会社登記するのは全国初の試み。利益が出れば配当金も出る。「社員」として特産品を使った商品開発や、まちを活性化する事業開発に取り組む。 社名は「指商(いぶしょう)」。指宿(いぶすき)市立指宿商業高校が設立した。去年の3年生が定款作りなど準備を進め、公証役場や法務局に出向いて今年4月に法人登記した。 「特産のカツオやサツマイモのキャラクターはどうだろう」「指宿のテーマソングを作りたい」。5月下旬、1年生のビジネス基礎の授業。生徒たちが新事業の企画案を出しあった。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログインする(会員の方)無料登録で気軽