さい帯血で脳性まひ治療研究へ 11月26日 9時16分 歩行や会話などが不自由になる、脳性まひの子どもにへその緒から採ったさい帯血の一部を移植して症状の改善を図る臨床研究が高知大学で始まることになりました。 脳性まひは、出生の前後に脳に損傷を受け、運動機能がまひする病気で、1000人当たり2人から3人が発症すると推定されていますが、今のところ、根本的な治療法はありません。高知大学の相良祐輔学長などのグループは脳性まひの子どもにへその緒から採ったさい帯血の一部を移植して症状の改善を図る臨床研究の計画を立て、国の承認を受けました。具体的には、大学の附属病院に入院している妊婦で、胎児の発育が不十分など生まれてくる赤ちゃんに脳性まひのリスクが高い場合、出産直後にさい帯血を採取します。その後、赤ちゃんが脳性まひと診断されれば、保存しておいたさい帯血から幹細胞と呼ばれる特殊な細胞を取り出し、赤ちゃんの