第15回京都朝鮮第一初級学校襲撃事件裁判が11月14日、京都地方裁判所の101号法廷で行われた。 この裁判は、2009年12月に発生した事件の民事裁判で、「在日特権を許さない市民の会(在特会)」の会員らは京都朝鮮第一初級学校に訪れ、「スパイの子ども」「朝鮮学校を日本からたたきだせ!」などと叫ぶなど、差別的な罵声による街宣行為を行ったことに対するもの。 私は、この裁判の傍聴にしばらく通っている。ライターと云う仕事柄、時間は比較的自由に作れるし、なによりも関西で起った事件でもあるから、しっかりとこの目で見ておきたかった。 そんな中、ある保守系の雑誌から傍聴記をかかないかと依頼を受けた。たまたま差別についての連載もガジェット通信でスタートした直後だったし、在特会を支持する層とも重なる読者がいる誌面で、この裁判について書けることは、とても大切だと思った。 しかし、原稿を書き上げ、入稿した直後に、掲