防衛医科大学校、早稲田大学(早大)、慶應義塾大学(慶応大)は9月4日、出血部位で血栓を効率よく作り止血効果をもたらすナノ粒子、いわば「血小板代替物」を開発し、これが「外傷性大量出血」時の止血に効果があることを報告したと発表した。 成果は、防衛医大 免疫微生物学講座の木下学准教授、早大大学院 先進理工学部 生命医学科 生体分子集合科学研究室の武岡真司 教授、慶応大医学部の半田誠教授らの共同研究グループによるもの。研究の詳細な内容は、日本時間8月27日付けで国際血栓止血学会誌「Journal of Thrombosis and Haemostasis 」電子版に掲載され、10月には印刷板にも掲載される予定だ。 首都直下地震や東海地震では、建物倒壊や事故などによる外傷患者が多発し、中でも大けがにより大量出血を来たしたヒトには迅速な輸血が必要となる。また、バイクの交通事故などは身体がむき出しのため
「コンピュータは星新一を超えられるか」――はこだて未来大学は9月6日、星新一さんのショートショートをコンピュータで解析し、新たなショートショートを生み出すプロジェクト「きまぐれ人工知能プロジェクト 作家ですのよ」を開始すると発表した。人工知能研究の第一人者として知られる同大の松原仁教授など6人がプロジェクトチームを結成。5年以内に、星新一作品と同等かそれ以上のクオリティーのショートショートの自動生成を目指す。 プロジェクトの進め方は検討中だが、1つの案として、(1)星さんのショートショート作品すべて(約1000作品)の特徴(使われている単語や文章の長さ、1文の単語の数、作品全体の長さ、プロットや物語の構造、各作品の共通する特徴など)をコンピュータで解析し、(2)さまざまなショートショート制作法をコンピュータで試して見込みがありそうな方法を探し、(3)その方法を洗練させ、アルゴリズムとしてま
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