考えていることから…。 「デザインの価値」…なんていう言い回しを、(デザイナーだから)自分自身でも時折使ってしまっているけれど、「デザインの価値」だけが、「物」の背後霊のようにふわ〜っと遊離している訳ではないので、「デザインの価値」以外に、それが施されている対象(プロダクトデザインであれば→物)に含まれる価値について、全体的に捉えるようにしないと見誤ると思っている。 もちろん、大手メーカーの商品開発プロジェクトのように、企画、営業等々…いくつものセクションが関所となっている場合は、目が幾つもあるので見誤ることは少ないが、個別の認識にずれがある状態のまま、全体的な話しをしようとする場面に出くわしたことも多い。「評価のための判断基準」という意味でも「価値」の認識はチームクリエイションの場合は特に重要だと感じている。 プロダクトデザインであるなら、重さと手触りと形を持った「物」に含まれている価値