今日7月7日は七夕。年に一度だけ織姫(ベガ)と彦星(アルタイル)が会うことを許されるロマンチックな日として知られるが、その2人を陰から支えた友人・勝彦(デネブ)の存在を知る人は少ない。七夕を翌日に控えた6日、勝彦をしのぶ会が宮城県仙台市内で開催された。 「しのぶ会」の開催は今年で8回目。すでに地元では「かつひこさん」の愛称で知られている。「天帝の怒りを買った織姫と彦星が、年に一度だけ会うことを許された」という七夕の故事は広く知られているが、この時天帝の怒りを収めるべく奔走したのが2人の共通の友人・勝彦とされている。勝彦は織姫(ベガ)、彦星(アルタイル)と並ぶ「夏の大三角形」最後の1つ・デネブを指しているというのが一般的だ。 中国の神話を記した『風俗通』によると、勝彦は彦星と同じく織姫に想いを寄せていたものの、織姫が彦星を愛していることを知って身を引いた後は気持ちを押し殺し、会えない2人のた