ポイント 令和4年、国産の白トリュフであるホンセイヨウショウロを初めて人工的に発生させることに成功しました。 令和5年も同じ試験地内で前年より多くのホンセイヨウショウロが発生しました。 トリュフの栽培技術確立には継続的な発生が不可欠です。 今後も発生の推移を調査して栽培技術の確立を目指します。 概要 国立研究開発法人森林研究・整備機構森林総合研究所は、令和4年に続いて令和5年も国産の白トリュフであるホンセイヨウショウロの継続的な発生に成功しました。これは、国産トリュフの安定的栽培技術の確立につながる大きな成果です。 当所では、国産トリュフの栽培化を目指した研究に取り組んでいます。令和4年11月、栽培試験地内でホンセイヨウショウロを人工的に発生させることに成功しました。その後も継続的に調査を実施したところ、令和5年11月に同じ試験地内で昨年より多くの子実体(きのこ)が発生し、また発生範囲も広