4コママンガの定義って、いったい何なんでしょう? 起承転結があること、一本ごとに独立していること、上から下に読むこと、四角い4つのコマに分かれていること……。 いろいろ出ましたね。はい、終了。 そんなわけはない。 4コママンガの世界はそんなに狭いものではありません。決められた形式の中でこそ、自由になれることもあるのです。 萌え4コマの特殊性 ここで次の4コマをごらんください。 これは日本で一番売れた4コママンガ「あずまんが大王」(あずまきよひこ・1999~2002)からの一本です。そしてこの作品は萌え4コマの元祖でもあります。 萌え4コマは、ほとんど4コママンガを読んでいなかった若年層に向けて書かれてきました。そのため従来とは違った要素が求められ、結果、4コマのセオリーを破壊するような特異な演出を用いた作品がいくつも生まれました。もちろん、同様の試みは古くから行われてきましたが、萌え4コマ
音楽ライターの磯部涼氏と編集者の中矢俊一郎氏が、音楽シーンの“今”について語らう新連載「時事オト通信」第2回の後編。前編【ヒップホップとヤンキーはどう交差してきたか? 映画『TOKYO TRIBE』と不良文化史】では、今夏に公開された映画『TOKYO TRIBE』を軸に、90年代のヒップホップ文化やチーマー文化について掘り下げた。中編【『ホットロード』主題歌の尾崎豊はアリかナシか? 不良文化と音楽の関わりを再考】では、引き続き『TOKYO TRIBE』に見られる不良文化について考察を深めるとともに、同時期に公開された『ホットロード』についても議論を展開。後編では、2002年に公開された日本映画『凶気の桜』の背景を辿るとともに、そこから浮かび上がる近年の日本のナショナリズムとヒップホップシーンの接点について考察し、さらには日本のラッパーがどのような思想的変遷を経てきたのか、時代背景とともに推
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