諸見里前教育長が平敷教育長に送った文書の一部。安慶田前副知事による教員採用試験の口利きや人事介入の事実を詳細に記している 安慶田光男前副知事が教員採用試験への口利きや県教育庁幹部人事へ介入した問題について、平敷昭人県教育長が24日会見し、諸見里明前教育長が22日に出した、口利きや人事介入があったとする文書を公表した。文書を受けた23日の当時の県教育庁幹部の調査で、事実関係を認める複数の証言があったことから「県教育委員会として働き掛けがあったと考えざるを得ない」と結論付けた。翁長雄志知事も24日に会見し「安慶田前副知事に問い直したい。改めて調査に協力してもらうよう呼び掛けたい」と安慶田氏から事情聴取する考えを示した。 県教育庁は18、19の両日の調査を受け20日に「働き掛けの事実はない」としており、安慶田前副知事も疑惑を否定する根拠の一つとしていた。県教育庁が一転して口利きと介入を認めたこと