米ニューヨーク(New York)の国連本部で、国際キヌア年の開始にあたって記者会見するボリビアの(Evo Morales)大統領(2013年2月20日撮影)。(c)AFP/Stan HONDA 【2月21日 AFP】国連(UN)は20日、国際キヌア年(International Year of Quinoa、IYQ)の始まりを記念する行事を行い、南米ボリビアのエボ・モラレス(Evo Morales)大統領らが国連総会で演説した。 キヌアはアンデス地方で7000年前から栽培されてきた穀物で、ビタミンとタンパク質を豊富に含んでいるが、その栽培はヨーロッパからやってきた植民者たちによって長い間禁じられていた。モラレス大統領や多くの専門家らはキヌアが世界的な食糧危機の解決手段になり得ると指摘している。 ボリビアのキヌアの年間生産量は約3万8000トン。その3分の2以上が輸出されており、大半が欧米