国際電気通信基礎技術研究所(ATR)は4月5日(金)、睡眠中に見ている夢の解読に成功したと発表しました。脳活動のパターンを分析し、夢に現れる物体の情報を高い精度で解読します。 ▽ 睡眠中の脳活動パターンから見ている夢の内容の解読に成功(PDF) この研究は、ATRの脳情報研究所・神経情報学研究室に所属する研究グループが実施しました。被験者3人に脳波計を着け、機能的磁気共鳴画像(fMRI)装置の中で眠っている間の脳活動を計測。脳波に夢を見ている反応があれば被験者を起こし、夢の内容を約30秒ほどで報告してもらい、記録します。研究グループは実験を繰り返し、約200回の夢報告と脳活動データを取得しました。 夢報告に登場する単語を「本」や「車」など約20のカテゴリーに分類。被験者に実物の画像を見せたときに生じた脳活動から、パターン認識アルゴリズムを構築しました。アルゴリズムと睡眠中の脳活動を照合する