デスバレーの動く石、謎を解明 カリフォルニア州とネバダ州にまたがるデスバレーには「滑る岩」や「帆走する石」と呼ばれる岩石があり、1900年代、鉱山労働者によってその存在が初めて記録された。小さな石から272キロの岩まで大きさは様々で、自ら動くと考えられている。その唯一の証拠は、デスバレーの乾いた泥の上に残された長く引きずられた跡である。 1948年以降、科学者によって原因究明が進められ、これまで塵旋風や洪水、氷床、ハリケーンの強風、あるいは藻類の膜などあらゆる要因が提唱されてきた。 このたび、スクリップス海洋研究所のリチャード・ノリス(Richard Norris)氏とインターウォーフ(Interwoof)のジェームズ・ノリス(James Norris)氏が発表した写真と気象学上の新たな証拠によって、動く石の謎にようやく最終的な結論が下されたようだ。 地質海洋学者で古生物学者のリチャード・