聖刻群龍伝とは、千葉暁著作の長編小説、およびそれを原作にしたコミックス(2巻)である。聖刻シリーズと呼ばれる作品群のひとつであり、TRPGワースブレイドとは世界観を同じくする。ジャンルは大河ファンタジーロボットラブコメ群雄劇。なお、聖刻群龍伝の前編にあたる聖刻群狼伝についても本項で解説する。 →小説作品一覧 概要 中世的西洋な世界観のもと、操兵と呼ばれるロボットを使うことのできる騎士が戦場の主役の時代のおはなし。同著者の同世界観の作品である聖刻1092とくらべ、個々の操兵やキャラクターに超絶的な能力は少なく(皆無ではない)、集団戦による戦術戦略のぶつかり合いや、宮廷にうずまく利権特権をめぐる政治劇、国家間の謀略など、ロボアクションよりも群像劇テイストのより強い作品となっている。余談だが本作品の「聖刻」の読みは聖刻1092の「ワース」ではなく、「せいこく」で良いらしい。 前編である聖刻群狼伝