米モトローラ(Motorola)は、コンシューマ向け端末部門とそれ以外の部門の2つに組織を分割する案を以前から公言してきているが、後者にあたる通信機器部門に関してノキア シーメンス ネットワークス(Nokia Siemens Network)との間で売却交渉を進めていると、米国時間13日にWall Street Journal(WSJ)が匿名の情報筋の話として報じている。 モトローラのねらいは、Android携帯端末「Droid」やCATV向けセットトップボックス(STB)などをつくるコンシューマ機器部門と、B2Bの通信機器部門とを分割することで、経営の効率化を通じた評価額の向上を図ることにある。 いっぽう、ノキア シーメンスにとっては、モトローラの既存顧客ベースを一挙に手に入れることで、これまで大きなシェアをとれていない米市場への浸透をはかれる利点があり、また過去にモトローラが納入した機