檜山正幸に関するcoleusのブックマーク (8)

  • スタート表現論復習会@CLTT読書会の感想など - 檜山正幸のキマイラ飼育記

    8月14日に「スタート表現論」が開催されたのですが、僕は結局お盆帰省で参加できませんでした。8月20日の「CLTT (Categorical Logic and Type Theory)読書会」のご好意により(あるいは僕の無理強い・ゴリ押しにより)、「スタート表現論」の復習ができました。当日の参加者がmaoさん(@maophilia, id:m-a-o)の講義をなぞり、橋さん(id:yoshitake-h)が親切な解説を付けてくださる、という段取りで、とても面白かったです。ありがとうございました。 以下にとりとめもなく感想を。 文化と精神衛生の問題 なにかの同値な定義があったとき、論理的にはどちらかを優遇する根拠はありません。また、定義した概念にどういう名前を付けるかは自由だし、最適な呼称なんてありません。 でも、文化とか精神衛生の観点からの選択や傾向性はあるよね、といった話が出ました。

    スタート表現論復習会@CLTT読書会の感想など - 檜山正幸のキマイラ飼育記
    coleus
    coleus 2011/08/22
    表現論と計算機科学とのつながりの可能性。非可換性の度合いについて。
  • モノイドと圏はやっぱり似ているね - 檜山正幸のキマイラ飼育記 (はてなBlog)

    昨日のエントリーへのHNさんのコメントに触発されたことがあります。とはいっても、新しいことを思いついたのではなくて、少し頭の中を整理しただけのことですが。 モノイドの再定式化 (M, ・, 1) がモノイドだってことを言い換えてみましょう。m:M×M→M と u:{0}→M を m(x, y) = x・y、u(0) = 1 と定義すると、集合圏で射 m:M×M→M, u:1→M (1 = {0} は、集合圏の終対象かつ直積単位)があって、結合律と単位律に相当する可換図式が成立していることになります。 [結合律] M×M×M - m×id → M×M | | id×m m ↓ ↓ M×M ----- m --→ M [左単位律] 1×M - u×id →M×M | | | m ↓ ↓ M ============ M [右単位律] M×1 - id×u →M×M | | | m ↓ ↓ M

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  • 檜山正幸のキマイラ飼育記 - 世界で一番か二番くらいにやさしい「モナド入門」

    気まぐれと偶然となりゆきで、ここ2,3回はモナドを話題にしました。googleで「モナド」を引いてザッと眺めると、「モナドはむずかしいー」とか「モナドで挫折した」みたいな雰囲気が感じられて、説明芸人の血が少し騒ぎましたね。「なら、予備知識ゼロでモナドの説明をしてやろうじゃねーか」と。 タイトルはだいぶ煽っちゃった…… けど、ハッタリじゃないつもり…… けど、実際はどうかな? ※印刷のときはサイドバーが消えます。 内容: とりあえず、あたりさわりなくモナドの来歴を紹介する こんな課題を考えてみよう:副作用付き計算 カウントアップする関数達 カウントアップしたい意志を戻り値で伝える それでは、いったい誰がカウントアップをするのだ 関数の引数の型をCountup型にまで拡張する そして、これがモナドだ とりあえず、あたりさわりなくモナドの来歴を紹介する 今からここで説明する「モナド(monad)

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  • はじめての圏論 その第1歩:しりとりの圏 - 檜山正幸のキマイラ飼育記

    全体目次: 第1歩:しりとりの圏 (このエントリー) 第2歩:行列の圏 第3歩:極端な圏達 第4歩:部分圏 第5歩:変換キューの圏 第6歩:有限変換キューと半圏 第7歩:アミダの圏 第8歩:順序集合の埋め込み表現 第9歩:基に戻って、圏論感覚を養うハナシとか 付録/番外など: 中間付録A:絵を描いてみた 番外:同期/非同期の結合 中間付録B:アミダとブレイド 番外:米田の補題に向けてのオシャベリ 一部のプログラミング言語の背景として、圏論(カテゴリー論)が使われたりするせいか、以前に比べれば多少は圏論に興味を持つ人が増えたような気がしなくもないような。でも、安直な入門的文書はあまり見かけないですね。もちろん、シッカリした教科書や論説はあるんですが、どうもシッカリし過ぎているような。例えば、圏の例として「コンパクト・ハウスドルフ空間と連続写像の圏」とか言われてもねぇ(この例はいい例なんです

    はじめての圏論 その第1歩:しりとりの圏 - 檜山正幸のキマイラ飼育記
  • 書評:理工系のための トポロジー・圏論・微分幾何 - 檜山正幸のキマイラ飼育記 (はてなBlog)

    この、圏論を主題としたものではないのですが、タイトルに「圏論」が含まれる日語の書籍は他にマックレーンの(The Book)しかないような状況ですから、読んでみる価値はありそう、と購入。 これ、一般書籍ではなくて雑誌の別冊なのでISBNは付いていません。 http://www.saiensu.co.jp/magazine-htm/spsk-200612.htm 臨時別冊・数理科学 SGCライブラリ 52 理工系のための トポロジー・圏論・微分幾何 ― 双対性の視点から ― 定価1980円(体価格1886円+税) 谷村 省吾著 著者・谷村省吾さんは物理学者で、趣旨としては、物理の基礎知識として「トポロジー・圏論・微分幾何」を解説するというものでしょう。サブタイトルは「双対性の視点から」 -- 実際、双対性への言及が頻繁に登場します。(それでも双対性ってよくわからん、って気もするが。)

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  • マスロフ式算数がやたらに面白いんですけど - 檜山正幸のキマイラ飼育記 (はてなBlog)

    インド式算数って、速算処方箋の寄せ集めでしょ。ロシア発のマスロフ式算数は、質的に新しい演算を扱う奧が深い算数ですよ。マスロフ式算数を学んでも速算の役には立たないけど、背後にある数理的構造/現象の神秘に触れられるかもよ。 内容: マスロフ式算数の由来 maxとminの算数 足し算的演算 足し算的演算の実例 マスロフ和 マスロフ和の極限 プランク定数と脱量子化 マスロフ式算数の由来 1980年代に、ロシアの物理学者マソロフ(Victor P. Maslov)により始められた脱量子化(Maslov Dequantization)という手法があり、現在では、数学、物理学、工学の広い範囲に影響を与えてます。マソロフ脱量子化の入り口は、変形した足し算を含む計算です。この計算は、普通の算数と同じ簡単な法則に従いますが、エキゾチックな世界を記述する道具になります。 このエキゾチックな算数の構造は、高校生

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  • ラムダ計算とイプシロン計算を使って線形代数の計算 -- 随伴の例 - 檜山正幸のキマイラ飼育記 (はてなBlog)

    「線形代数の難所とアダムとイブと矢印一元論」でベクトル空間の双対の話をして、「イプシロン計算ってなんですかぁ? こんなもんですよぉ」でイプシロン計算を紹介しました。せっかくだから、例題をやっておこうかな。 内容: 前提と例題の説明 双対写像 ベクトルとコベクトルの対応 随伴写像 計算例 雑感 前提と例題の説明 ベクトル空間は常に有限次元、双対空間U*の定義は、多数派に従って「U上の線形形式の空間」としておきます。つまり、U* = Lin(U, K)(Kはスカラー体、Linは線形写像全体の空間を示す)。 ベクトル空間Uと双線形形式φ:U×U→Kを一緒にしたもの(U, φ)を考えます。ただし、φは次の非退化性を持つとします。 ∀y∈U.(φ(x, y) = 0) ならば、x = 0。 φは内積みたいなもんだから φ(x, y) = (x|y) と書きましょう。ただし、上の非退化性条件以外は一切

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  • 序数、基数、モノイド圏とエックマン/ヒルトン論法 - 檜山正幸のキマイラ飼育記 (はてなBlog)

    「基は大事だ」とか言いますが、幼児や小学生でもわかるようなホントに基的な概念が、かなり抽象的な文脈でも形を変えて現れることには驚かされます。 かつての次男の様子などから察するに、「イチ、ニ、サン」と順番に数えあげることと、モノの集まりの大きさ(むしろ“多いさ”)の把握は、とりあえずは別な行為で、その2つを関連付けるためにはトレーニングが必要なようです。 数えるときに唱<とな>えるカズを序数(ordinal number)、集まりの“多いさ”を表すカズを基数(cardinal number)と呼びます。序数と基数は、子供の認識においても理論的(例えば集合論の)観点からも別物です。なのに、序数と基数はいつのまにか同一視され、具体的な利用法/利用場面が捨象された「自然数」へと蒸留されてしまいます。 この同一視と抽象化のメカニズムはどうなっているんでしょう? あり得るひとつの説明として、モノイ

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