放出差し止め求め来月提訴へ 福島、漁業関係者ら100人以上―処理水 2023年08月23日18時18分配信 東京電力福島第1原発から出る処理水の海洋放出の差し止め訴訟について記者会見する広田次男弁護士(左端)と織田千代さん(左から2人目)=23日午後、福島県いわき市 東京電力福島第1原発にたまる処理水の海洋放出開始を前に、福島県内の住民らが23日、同県いわき市内で記者会見し、国と東電に対して放出差し止めを求める集団訴訟を福島地裁に起こすと発表した。弁護団によると9月8日に提訴予定で、原告団は漁業関係者や原発事故被災者ら100人以上になる見込み。10月末までに第2陣の提訴準備も進めるという。 「反対」のまま見切り発車 漁業継続へ風評抑制課題―処理水放出 弁護団によると、国には原子力規制委員会が行った放出計画の認可や、設備の使用前検査の合格取り消しを、東電には放出中止を求める。 弁護団の広田次