元請け─多重下請け構造として形成されてきたIT業界。発注側、受注側、下請け側と、それぞれの階層にいるエンジニアの給与格差はどの程度あるのか。アンケートを通して、浮かび上がったその現実とは……。 どのような仕事でも、ビジネスではつねに発注側と受注側という関係が生じる。その両方に同職種のエンジニアが存在することが多いが、その立場が構造化されるにしたがって、同じエンジニアでも仕事の性格や仕事の満足度、そして給与も違ってくるのが通例だ。いわゆる下請け構造に伴う仕事の質の変化と給与格差の存在だ。 まず、仕事のフローの出発点は、発注側と受注側にわかれることから始まる。受注側企業群のとりまとめとして元請け企業が果たす役割は大きい。元請け企業は受注案件やプロジェクトを個々のタスクに細分化し、それぞれを下請け企業に再発注する。さらに下請け企業が孫請け企業に、さらにその孫請け企業がその下に……というような多重
産総研はロボット制御の研究を応用することで、大規模な無線センサーネットワークを低コストで構築した。その土台には、空間そのものがロボットになる「ユビキタス・ロボティクス」技術が使われている。 前回は、ロボット制御の研究を応用することで、大規模な無線センサーネットワークを低コストで構築した産総研の取り組み紹介した。そこで今回は、その技術の元となった「ユビキタス・ロボティクス」について紹介する。 これまでのロボットの概念を覆す研究 一般にロボットというと、どのような姿を思い浮かべるだろうか。アニメの世界から産業用機械まで、ロボットの概念は広く拡散しているが、多くの人は鉄腕アトムや映画「スターウォーズ」のC-3POのようなヒューマノイドタイプ(ヒト型)をイメージするかもしれない。しかし大場氏自身は、そんなロボットの概念を覆す研究を続けている。制御部やセンサー、アクチュエータなど、ロボットの基本要素
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