デジタル技術を使って再現されたローマ時代の剣闘士たちの訓練所(撮影日不明)。(c)AFP/7reasons/MICHAEL KLEIN 【2月28日 AFP】オーストリア・ドナウ(Danube)川河畔でほぼ完全な姿を残したまま発見されたローマ時代の剣闘士たちの訓練所跡が、最新技術を用いてバーチャル上で再現され、26日付の英考古学専門誌アンティクィテイ(Antiquity)に発表された。 首都ウィーン(Vienna)に近いカルヌントゥム(Carnuntum)で2011年に発見されたこの遺跡は、空中写真測量や電磁誘導探査、地中探知レーダーといった、発掘作業を伴わない手法で遺跡の配置構造を把握し、コンピューター・グラフィックを用いて再現された。 遺跡の調査と再現に携わったオーストリア、ベルギー、ドイツの考古学者らで構成される研究チームは、この「学校」は規模の点で、ローマ(Rome)の古代遺跡コロ