たとえば ・世界の合言葉は猫 ・猫の左手 ・198猫 ・百億の猫と千億の猫 ・さぁ猫になりなさい
【追記】 ブクマカありがとうございます。 冒頭書かせていただいている通り村上春樹を数冊読んだ程度の人間のコメントなので、ハルキストの皆さんの春樹評とはもしかしたら乖離があるかもしれません。 現実だと作家や作品の感想を交換する場はなかなかないので、この投稿への感想含め皆さんで自由に村上春樹について話すきっかけになれば幸いです。 ――――――――――――――――――――――――――――― Xで盛り上がっているので便乗。 増田も村上春樹は好き嫌いがはっきり分かれるタイプの作家だと思う。 全部読んだわけじゃないけど数冊読んだ者として魅力と好きになれない点を書く。 ※スマホからの操作なのではてな記法は使わない 【魅力】 •特徴的な文体 よくネタになってる突拍子もない比喩と気取った語り口の主人公が織りなすおしゃれっぽい会話、そして英文の和訳のような文体の作り出す雰囲気の良さが唯一無二 •世界観 性にあ
池澤春菜自体は嫌いじゃないけど、 父親が超有名小説家で母親がゴリゴリのキャリアウーメン、祖父も祖母も有名人の いわゆる「実家ゴン太系声優」の典型なので何のロールモデルにもならんやろ。
「百年の孤独」読んだ後にこれを読むべきってネット記事が書かれ始めていて面白い。こういうの好きで、色々なジャンルでこの類の記事を読んで探求してる。だけど時々「いや確かに自分は素人なんすけど、もっと段階踏んだ後に読むべき、玄人向けのやつも読んで背伸びしたいんすよ!」と思う時がある。多分、そういうやつここにもいるだろ?そういう同類に捧ぐ。 エドゥムンド・パス・ソルダン/ 服部綾乃&石川隆介「チューリングの妄想」(ボリビア) 今、ボリビア、クーデター未遂があったとかで混乱してるらしいけど、そんな国を描いたテクノスリラー小説がこれ。“チューリング”ってある通り暗号やらインターネットやらサイバー犯罪やら色々先端技術出てきて、いわゆる魔術的リアリズムとかそういうの全然ない。つーか作者自身、ラテンアメリカ文学といえば魔術的リアリズムとかざけんなや!とか思ってこれ書いたとか書いてないとか。クソ分厚いけどオモ
妻が小説を書いていたのを知ったのはつい先日のことだった。 とある賞に応募するために執筆したそうで、以前から小説を書くことはあったのだという。そんなこと全然知らなかったが、一度俺に読んでみてほしいとUSBを渡してくれたのは嬉しかった。 昨日早速読んでみると驚いた。文章は分かり易いし、銀行強盗の一人称視点のストーリーも面白い。ジャンルとしてはミステリーで、次々に謎が現れるのも海外ドラマのようで悪くない。ただ一つ、気になったのは話の途中にセックスの描写があったことでそこの描写が妙に生々しくリアリティがあった。もしこれを実体験に基づいて書いているのであれば当然俺との体験を基にしているはずだ。しかし順序は俺とは違っていたし、やったことのない体位についても書いてあり正直非常にモヤモヤした。 小説はフィクションなんだからセックスの描写もフィクションであることはもちろん理解している。経験したことのみ書ける
オレは今まで、セックスどころか、恋愛をした経験が無かったし。 甘酸っぱい青春を過ごしてこなかった。 どちらかと言うと女性を遠ざけてきた。 実は人を好きになった事さえ、一度もないんだ。 ・・・だけど、そんな純度100%童貞のオレが! 少女マンガを描いたぞ!!! みんな読んでくれ!! こう言われて読みたいと思えるのか!! 「恋愛未経験の作者が描いた少女マンガは面白いと思えない」——だったら読者はどうなんだ? 電車やプラモデルのような趣味ならまだしも、恋愛は関係性のコアだろ! 漫画やアニメ、映画やゲーム、あらゆるエンタメは人間関係のストーリー。 「作者と違って読者は、別に恋愛未経験でも人間関係のストーリーを十分に楽しめる。」 「十分楽しめるようにエンタメ作品は作られるべきだ。」 ・・・そう考えるのはウヌボレだろ。 安定した社会基盤を持つと趣味を楽しむ心の余裕ができる。 心の余裕がなく恋愛経験がな
阿Q正伝(魯迅 中国)弱男度:★★★★★ 悲惨度:★★★★★ 弱男文学界のラスボス。貧乏でブサイクで字も読めない性格も悪い主人公阿Q(仮)が、何の救いもなく転落していく話。 「精神的勝利法」という思考法も阿Q(仮)を弱男たらしめている重要要素。底辺なのにプライドは人一倍高い。 金持ちの女中に言い寄ろうとして逃げられ村八分になり、盗みを働くようになる。 革命に便乗して騒いでいたら、最後は頭が悪いせいで冤罪で処刑される。 何が悲惨かというと、死んで悲しまれないどころか死自体が冤罪で無意味なところ。 ノートルダムのせむし男(ヴィクトル・ユゴー フランス)弱男度:★★★★☆ 悲惨度:★★★★★ 阿Q正伝が東洋の弱男文学代表だとしたら、ノートルダムのせむし男は欧州代表。 主人公カジモドは見た目がキモいという理由で親から捨てられて幽閉されて育てられる。 自分に優しくしてくれた美少女に恋するけど、美少女
まあ、どのくらいの数のよねぽオタがそういう彼女をゲットできるかは別にして、 「オタではまったくないんだが、しかし自分のオタ趣味を肯定的に黙認してくれて、その上で全く知らないミステリの世界とはなんなのか、ちょっとだけ好奇心持ってる」 ような、ヲタの都合のいい妄想の中に出てきそうな彼女に、よねぽのことを紹介するために読ませるべき10作を選んでみたいのだけれど。 (要は「脱オタクファッションガイド」の正反対版だな。彼女にミステリを布教するのではなく相互のコミュニケーションの入口として) あくまで「入口」なので、情緒に過大な負担を伴う短編集は避けたい。 できれば長編、シリーズものでも最初の方にとどめたい。 あと、いくらよねぽ的に基礎といっても雑誌でしか読めないものは避けたい。 よねぽの歴史小説好きが「安寿と厨子王ファーストツアー」は外せないと言っても、それはちょっとさすがになあ、と思う。 そういう
SF小説好き1480名に聞いた「絶対に読んどけ」っていうSF小説ランキング - 俺だってヒーローになりてえよ https://www.orehero.net/entry/bestsf順位得票数タイトル著者1位122票『星を継ぐもの』J・P・ホーガン2位90票『夏への扉』ロバート・A・ハインライン3位85票『ハーモニー』伊藤計劃4位71票『三体』劉慈欣5位69票『幼年期の終り』アーサー・C・クラーク6位68票『新世界より』貴志祐介7位63票『虐殺器官』伊藤計劃8位61票『アルジャーノンに花束を』ダニエル・キイス9位60票『銀河英雄伝説』田中芳樹10位52票『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』フィリップ・K・ディック11位51票『1984年』ジョージ・オーウェル12位49票『プロジェクト・ヘイル・メアリー』アンディ・ウィアー13位42票『戦闘妖精・雪風』神林長平14位39票『華氏451度』レ
SF小説好き1480名に聞いた「絶対に読んどけ」っていうSF小説ランキング、という記事が話題だ。 ホコリの被った旧作(「古典」ではない)ばかり挙げられていて本当に辟易する。 SFはアイデアの新奇性、センス・オブ・ワンダーが重要なのであって、 今さらヴェルヌやウェルズを読んだところで、価値はない(ギブスンやディックも同様)。 そしてこういう「オススメSF」の話題になると必ず出てくるので『夏への扉』を薦めてくるやつだ。 はっきり言えるが『夏への扉』を薦めるやつは見る目がなく、センスに欠けていて、信用できないってことだ。 私もその手合いに騙されて、貴重な時間を無駄にしてしまった。 『夏への扉』は読まなくて結構。今からその理由を端的に3つ述べる。 『夏への扉』は決して猫小説ではない。『夏への扉』は猫好きなら読んでおくべき、みたいな薦め方もされる。 読んでみて驚いたのだが、これはまったくもって猫小説
今、小説を書いています。 お見合い結婚の夫婦のセックスを描写したいのですが 自分が恋愛結婚だったもので、どうしてもわかりません。 好き同士で結婚したわけではないとしたら、 さあ、そろそろ子供でもつくるかってドライな感じなんでしょうか? 内容もタンパクな感じですか? ケースバイケースだとは思いますが、どんな感じか教えてください。 追記1: 私の書いているのは現代小説で、とある事情により 好き同士ではなく交際期間ゼロでいきなり結婚させられてしまった夫婦という設定なので、 「好き同士で結婚したわけではないとしたら、」と前程をつけて質問させてもらったのであって、 すべてのお見合い結婚=愛がないと思ってるわけではありません。 あしからず。 追記2: norinorisan42 増田は自身が期待するような答えを聞きたがってる感じのする聞き方だなって思ったり/愛がなくて淡白なの前提かよって 1つ目の追記
条件はとくになし。 流行っていても、流行っていなくてもいいし、古くても新しくてもいい。 ちなみに僕は魍魎の匣が好き。 【追記】 3件くらいは来たかな〜と開いたらトップページに自分の記事があってびっくりした。 「貫井徳郎とかも好きだと思う」って書いてくれてた人がいたけど、症候群3部作は読んだよ。貴志祐介も小林泰三も好きです。鋭いね。 恩田陸のネクロポリスや、長江俊和の出版禁止なんかも好きだよ。 あと別に「おすすめの本」は聞いてないから価値がないとか怒らないでね。「あなたは何が好きなのか」を聞いてるだけです。 【さらに追記】 記載の多い鈴木光司と桜庭一樹の著書を手に入れてきた。 好きな本教えて貰って好き勝手読ませてもらおうと思ってたら深読みしてる人が多くて困惑だよ。深い意図はないよ…。 他の人が書いてくれた作品もリスト化して徐々に手をつけていくつもり。洋書も大好きなので書き忘れたものがあればガ
anond:20181123002740 当たり前だが無から有は生まれないし考察も無から生まれない。ぶっちゃけ考察なんて慣れの問題で誰にでもできる。 まず、「考察」って一言で片づけずに解像度を上げろ。 ある作品に対して、 1:これまでのストーリー展開から今後の展開をほぼほぼ予測している2:キャラクターの心情描写を深掘りしている3:作品構造からテーマを読み取っている4:作品の周辺情報(スタッフの過去の経歴)から作品への理解を深める5:作品を読みこんで、そこから裏設定を読み取っているお前が思う「すごい」はどれだ。そしてどの能力を伸ばしたい。 1に必要な能力は物語論であって、キャンベルでもシド・フィールドでも石川千秋でもいいからその手の本をいくつか読んでみろ。たとえば貴種流離譚という概念を知っているだけでスター・ウォーズやバーフバリとかの作品の捉え方が変わる。 2に必要な能力はキャラクター論で、
勝手に殺すな~~ 最近のライトノベルつまんなくね??? 積読消化を苦痛に感じながら、正直読書という趣味の継続に困難を感じてるんだよな。 なぜなら市場に不良品が多すぎるから。 娯楽小説買ってるのにつまらないとか致命的すぎるだろ。 死因1:批評文化の衰退 辛口批評文化の衰退なんだよな。 この記事見て、また最近のラノベ叩きだとか内輪で騒ぐてめェーだよてめェー。(いや昔からつまんないラノベは沢山あったから、最近の話ではない) ツイッターで絶賛感想ばっか書いてるクソ評論家どもがよー。 人気投票でランキング上位見ても結局認知度調査でしかないんだよな。メディアミックスした作品が上位に来るのは当たり前だ。 おっと、このラノで言えば協力者票があるから、そういう認知度だけじゃないマニアの推薦する図書もランキングに入る仕組みはあるな。 そうだよ、てめェーだよてめェー。ゴミばっか推薦しやがって。 書評ブログとか、
2泊3日で男2人で沖縄旅行へ行ってきた。 旅行自体は素晴らしかった。美しい海と空、美味しい食べ物、11月とは思えない気候で日焼けするくらいだった。 だけど、帰宅途中電車の中で自分の中のストレスがもう耐えられなくなってしまった。悲しい気持ちと辛い気持ち。胃がムカムカする、吐き気がする。 タイトルにも書いた通り、彼のスマホに対する没頭。出発時の機内から少し気にはなっていた。全員が着席しこれから飛行機が動き出そうとする中、何か必死にメールを打っている彼。思わず「機内モードにしないと…」と言ったが、少なくとも文章を打ち追って送信ボタンを押してから機内モードにしていたのが見えた。飛行機は走り出していた。 その後も終始スマホでSNSのチェック、LINEの返信、他何を見ているのかは分からない。 ただ、彼にとって初めての体験ばかりで心底楽しんではいるようだった。旅慣れしていないのは分かっていたから、プラン
性根が腐ってたら幸せになっちゃいけないの? 自分は正しくないサイドの人間だ。 ドラマや漫画だと、確実に断罪されるサイド。 つっても巨悪を為せるわけじゃなく、ヤンキーや半グレのようなアウトサイダーですらない。 ただのクズである。無能な小悪党というところだろうか。 クズといっても、カイジみたいに土壇場で輝くタイプでもない。 ただ、純粋に怠け者で、性格が悪く、無能で、人とコミュニケーションを正しく取れない人間だ。 人は変われないので、自分は多分、もうずっとこのまま生きて死ぬ。 タイトルに戻る。 フィクションの中でまで、正しい人間が正しく勝つというメッセージに溢れていて息苦しい。 努力が報われるのが嫌だ。 人の気持ちを考えられない人間が叩きのめされるのが嫌だ。 不正する人間が当然のように罰せられるのが嫌だ。 何故なら、現実がそうだからだ。 私は立ち上がる気もないし、他人を幸せにする気もないし、やっ
漫画と雑誌たまに、仕事の本も必要なら必要な部分だけ読むぐらいで、活字の本を通して読んだ記憶がほとんどなかった。 アニメや映画が好きだからというだけで特に嫌いというわけではなかったがタイミングがなかったんだな。 で、去年からリモートになって背景が本棚の人かっこえーと思い、壁紙をリフォームする感覚で本棚と本を買った。 壁のサイズを測り、ニトリで丁度になるよう2つ本棚を買って組み立て。 あとはメルカリで中古本を600冊ぐらい買った。 「ハードカバー セット」とかで検索すると背表紙を見れるので適当に購入しまくり、本屋にも行って画集とか翻訳もののかっこいい本とか大人買いした。 本棚と合わせて全部で20万弱。部屋がかっこよくなって読んだことない本が大量にあるという状況を作ることができた。 それでまあみんな知ってるんだろうけど読書って面白いな。にわかデビューで1年300冊ぐらい読むほどはまってしまった。
https://note.com/historicalmoc/n/n284957b96801 出したな! 俺の前で! 村上春樹の文章の話を! 村上春樹の作品はほぼ読んだので大体同意だけれど、肝心の文章について全く語られていないのは片手落ちとしか言いようがない。こういう何かを語っているようでその内実がわかりにくい言葉を並べるからハルキストだのなんだの揶揄られるんだ。ファンなら真面目にやれ。村上春樹以外の人間が村上春樹の真似したら中身がない駄文にしかならないって小学校で教わらなかったのか。 つーか村上春樹の文章は別にうまくねえから。特徴的で読解大好き人間ほいほいってだけ。 リズムがあり、断定調である(巧くはないが読みやすい)比喩表現を多用し、不思議なモチーフをたくさん取り入れるが、書いてることの中身について説明しないめちゃくちゃはっきりした含意が含まれていることがある(ないこともある)というこ
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