印刷 経済連携協定(EPA)に基づき2008年に来日したインドネシア人看護師候補者の男女2人に対し、受け入れ先の西日本病院(熊本市)が、雇用契約書に記された給料の3分の2しか支払っていなかったことが27日、わかった。期間は2年半。病院側は今月、精神的苦痛を与えたとして2人に対し、それぞれ40万円の慰謝料を支払った。 女性のダナ・フィトリ・アマリアさん(28)と、支援していた熊本市の市民団体「コムスタカ 外国人と共に生きる会」が、この日、市内で記者会見した。 会見によると、ダナさんは09年2月から同病院に勤務。雇用契約書には基本給約18万円とあったが、実際に支払われたのは約12万円だったという。契約通りに給料が支払われていないとして今年4月、不足分計約190万円の支払いを求める救済申し立てを熊本労働基準監督署にしていた。 関連リンクインドネシア人看護師候補 68人が滞在1年延長(6/1