<『ティキタカとの決別』 ~バイエルン×ドルトムント~> 先週は多くのビッグカードが組まれたおかげで頭を悩ませましたが 戦術的にも多くの発見と驚きがあった「バイエルン×ドルトムント」のカードを検証していきたいと思います。 今季の流れと現代サッカーの最先端を観測していく上で外せない試合となりました。 ではまず両チームのスタメンから バイエルンはいつも通り3バックをベースとした3-4-3気味の布陣。 攻撃時はミュラーが前線に張り出せば3-3-4となります。 王者らしい自分達のサッカーをこの大一番でも全面に押し出してきました。 対するチャレンジャーサイドのドルトムント。 クロップ政権から新監督トゥヘルを迎え、サッカーもリニューアル。 前監督の代名詞であった変態プレス(Gプレス)は封印し、守備はオーソドックスな方に少しバランスを取り直して 昨季相手に引かれると頭打ちだった攻撃はポゼッションで主導権
<スライドを制する者は試合を制す? ~Aマドリー×FCバルセロナ~> 今季は各国リーグでビッグカードが早めに組まれていますが、リーガでも三つ巴の内の1カードが実現。 この2クラブはスペイン国内のみならず、欧州の覇権争いにも関ってくる勢力なので 今日はこのカードから両チームの仕上がりと今季のトレンドを探っていきたいと思います。 まずは今季大型補強を敢行したAマドリーから。 スタメンにはオリベルとFルイスという出戻り組の顔ぶれが。 Fルイスについてはロンドンに半年貸し出したら利子までついて戻ってきたという錬金術移籍。 オリベルに関しては2年間に見た時に「センスは抜群だけどこのか弱い青年がシメオネサッカーに果たして耐えられるのか?」と心配していたら案の定レンタルへ。 しかし昨季、ポルトで見せたCLでのパフォーマンス(特にバイエルン戦)からは ハードワークとセンスが癒合した「戦えるゲームメイカー」
<個の優位性こそが次の戦術的進化への布石 ~CL決勝バルサ×ユベントス~> はー・・・終わっちゃいましたね、欧州フットボールのシーズンが。 CL決勝が終わった後、この特有の充実感と寂しさは初めて見たあの時となんら変わりなく。 えらい個人的な話になっちゃいますけど、今回が初めてCL決勝を夜更かししながら見たあの夜から20回目なんですよね。 奇しくもあの時もユベントスがファイナリストだったんですけど。 アンセムが流れた時のドキドキ感は中学生だったあの時のまま、まさか30過ぎたオッサンになっても独りサカヲタやってるなんてねー、あの時見たアヤックスの3-4-3が忘れられなくて今でも「ビエルサこそ至高!」とか言いながら追い求めてるとかねー、当時はねー、はーっ・・・・。 ・・・さて、どうでもいい昔話はこれぐらいにして(笑)、 そろそろCLファイナルのマッチレビューに移ってまいりましょうか。 まずはこの
本日はタイトル通りのお話である。 つまり、現在、浦和、広島、湘南、松本、名古屋、神戸、清水、山形、甲府と9チームが3421で戦っており、J1では、今やマイナーシステムから、もっともメジャーなシステムになってしまった。半数のチームが採用しているので、3421は、珍しいシステムではなくなった。ちょっと前まではミシャ式くらいのものだったが、ポイチの広島の2連覇、昨年のJ2における湘南の無双、松本の躍進があって、3421はJリーグで大流行することになった。 なので、本日は、ちょっと戦術面から、ここ数年のJ1の流れを振り返りつつ、3421の流行の流れを追いたいと思う。 最初に3421の前にJリーグで流行っていた4231の話から まずは、3421でなく、4231の話から入る事にする。理由は、ちょっと前まで、J1におけるトップメタは4231だったからだ。4231は現・日本代表のフォメでもあるけど、まず説
<クラシコはオワコン? ~現代サッカーの最先端を追い求めて~> さて、ここのところ代表ネタやレバークーゼンなんかの更新が続いておりましたが、 あくまでこのブログの本線は海外サッカーをメインとした現代サッカーの最先端観測。 そろそろ今季の欧州サッカー、トップトレンドの観測に戻りましょう。 ここ数年、その観測の最先端にいたのはスペインの地で行われる「クラシコ」でした。 最高の監督が最高のプレイヤーを率い、知恵比べとサッカー哲学がぶつかり合う最高峰の戦い- ある意味、この試合さえ抑えておけばある程度の潮流は読む事が出来ると言えるほどに。 しかし今季3-1でマドリーが勝利したそれは、近年最低のクラシコと言っていいものでした。 別に僕はバルセロナの熱狂的なファンだから1-3で負けた結果が最悪だったと言っているのではなく、 どちらが勝とうが最高の試合は約束されていて、更に新たな戦術トレンドの発見まであ
<超攻撃的サッカーのススメ ~ロジャー・シュミットとは何者か?~> どうも、ご無沙汰しております(^^; 前回はアギーレJAPANを取り上げましたが、元々このブログの本職は欧州サッカーなのに今季全く取り上げておりませんでした! ・・・で、久々の更新だってのに今が旬のマドリーだのペップだのモウリーニョチェルシーでもなく かと言ってファンハールのチームをdisるでもなく、敢えてのレバークーゼンネタ! これでこそ変態ブログって感じでしょう?www というのも今季、僕が個人的に1番注目しているのがレバークーゼンだからなんですけど。 何故か?と言えば今季からこのチームの指揮をとる事になった1人の男が、僕の変態レーダーにビビビッ!と反応したからですね。 「遂に変態サッカーの頂を目指す道のりに新鋭が現れたか・・」と、そんな感じです。 このブログのヘビー読者の方ならご存知の通り、僕がリスペクトする監督って
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