12月17日、チェルシー2度目のジョゼ・モウリーニョ体制が終焉を迎えた。ホームでの大一番まで48時間というタイミングでの出来事だった。 但しその大一番とは、残留争い回避を懸けた19位サンダーランドとの一戦。その事実が、「結果商売」の責任者が任を解かれても文句は言えない状況だったことを物語る。 今季プレミアリーグでの成績は、開幕16戦で15ポイント獲得のみの16位。最後の采配となった14日レスター戦(1-2)は、リーグ戦で3度目の連敗となる今季9敗目でもあった。 その間に、チームの現実目標はプレミア連覇から4位でのCL出場権獲得へと大幅に下方修正されていた。リーグ優勝の望みは早々に消滅。そしていよいよトップ4すら非現実的になったところで、2003年のオーナー就任から一貫してCL出場を最低ラインとしてきたロマン・アブラモビッチの我慢が限界に達したわけだ。 モウリーニョ自身も覚悟していた節はある